次の記事:大井川知事「記憶一切ない」

JX金属が子会社合併 銅箔製造、人材育成を強化

JX金属
JX金属


非鉄金属大手のJX金属(東京)は6日、完全子会社で、半導体、電子機器向け先端素材の製造を手がけるJX金属ファウンドリー(JXF、茨城県北茨城市華川町臼場)を吸収合併すると発表した。合併は4月1日付け。生産能力増強を進めている先端素材の製造ノウハウを一体化し、製造現場の人材育成を強化していく。

JFXはJX金属の磯原工場と同じ敷地にあり、同工場とJX金属日立事業所(日立市白銀町)で生産されるスパッタリングターゲットや圧延銅箔(どうはく)の製造工程の多くを請け負っている。資本金は4千万円。従業員数は2022年3月末現在で719人。

半導体の配線材料であるスパッタリングターゲットや、スマートフォンなどの回路基板に使われる圧延銅箔といった製品は、世界的なデジタル化で需要が拡大している。JX金属は日立市で2工場を新設するほか、ひたちなか市で総投資額2千億円を見込む新工場を建設するなどして生産拡大を図っている。

合併によりJX金属の製造部門として一体的に運営することで、製品の安定的な生産や機動的な増産につなげる。

最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース