茨城・笠間踏切事故 安全対策を確認 笠間市議会が現場視察

笠間市職員(左)から安全対策の説明を受ける市議会議員=笠間市小原
笠間市職員(左)から安全対策の説明を受ける市議会議員=笠間市小原
茨城県笠間市小原のJR常磐線踏切で1月に普通列車と衝突した軽乗用車の母子2人が死亡した事故を受け、同市の市議会議員らが7日、事故現場を視察した。亡くなった母子の冥福を祈るとともに、市の担当職員から説明を受け、事故防止に向けた安全対策を確認した。

事故現場の「第3小原踏切」は中州状の部分の道路約20メートルを挟み、踏切二つを渡る構造となっている。2021年12月にも特急列車と車がぶつかり、車の運転手が亡くなる事故が起きている。

視察には市議15人と、市職員12人が参加した。市議らは、全方位式に交換した警報灯や、今後予定されている踏切内市道のカラー塗装やガードレール設置などに関し、担当部署の管理課職員と意見を交わした。

終了後、大関久義議長は「上下線で20メートル離れている構造を抜本的に改良してもらうよう、市議会としてJRに要望していきたい」と述べ、継続して市執行部と安全対策を推進していく姿勢を示した。

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