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22年の救急出動、最多1万6515件 水戸市消防局、32分に1回

救急車(資料写真)
救急車(資料写真)


新型コロナウイルスの影響などにより、2022年の1年間の水戸市消防局の救急出動(ドクターカー出動を含む)が前年比16・9%増の1万6515件となり、過去最多だったことが分かった。新型コロナの影響で2020年は1万3893件、21年は1万4127件と年々増加。昨年は平均すると1日当たり45件、約32分に1回の割合で出動していた。

市救急課によると、主な増加の要因は発熱など新型コロナの感染疑いが増えたため。7、8月は熱中症と相まってそれぞれ1500件を超えた。11月下旬ごろから再び急増し、12月は単月で最多の1673件。

事故の種別で見ると、「急病」が1万1024件で全体の7割近くを占めた。次いで「一般負傷」の2117件、「交通事故」の1075件が続いた。

搬送人数は計1万3382人。12月が最も多く1239人となった。

市消防局の管轄は同市と城里町で計9台の救急車を運用している。

一方、救助出動は前年比44%増の229件。救助人数は6・4%減の88人だった。1人暮らしの安否確認など「建物などによる事故」が90件で4割近く。次いで「交通事故」60件、「その他の事故」55件だった。「その他の事故」では、病気で要救助者が動けず、ドアを開放して助けた事例がある。

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