発達障害への理解深めて 専門家・大六氏が講演 茨城・笠間

発達に課題のある子どもたちについて理解を深めようと、茨城県笠間市中央の友部公民館で5日、日本臨床発達心理士会茨城支部長の大六(だいろく)一志(ひとし)氏を招いた講演会が開かれた。日本版知能検査の第一人者、大六氏が「みんなで見つける成長の芽」と題して講演、市民ら約100人が耳を傾けた。
講演会は笠間市が主催。発達障害についての正しい理解や知識の普及を目的に、昨年度から年2回開催し、今回で4回目。
大六氏は、人に備わる能力として、主に読み書きや計算、運動などの認知能力と、思いやりや協調性などの非認知能力の二つを紹介。「日本では非認知能力が十分に育たない傾向にあり、困難に立ち向かえずにくじけてしまう子どもが増えている」と指摘した。
子どもの非認知能力を育てるために、「トレーニングではなく、『分かってもらえた』『認められた』という経験や、ヒントを基にした自己解決の積み重ねが必要」と強調。「保護者や教員が子どもの気持ちを理解することが大切」と呼びかけ、言動の裏に隠れている気持ちについて事例を通して解説した。
さらに大六氏は、「子どもの気持ちを理解することは、問題行動に対して解決する糸口にもなる」と説き、問題行動の背景にある子どもの気持ちや考え方を見つけるこつを伝えた。
講演会は笠間市が主催。発達障害についての正しい理解や知識の普及を目的に、昨年度から年2回開催し、今回で4回目。
大六氏は、人に備わる能力として、主に読み書きや計算、運動などの認知能力と、思いやりや協調性などの非認知能力の二つを紹介。「日本では非認知能力が十分に育たない傾向にあり、困難に立ち向かえずにくじけてしまう子どもが増えている」と指摘した。
子どもの非認知能力を育てるために、「トレーニングではなく、『分かってもらえた』『認められた』という経験や、ヒントを基にした自己解決の積み重ねが必要」と強調。「保護者や教員が子どもの気持ちを理解することが大切」と呼びかけ、言動の裏に隠れている気持ちについて事例を通して解説した。
さらに大六氏は、「子どもの気持ちを理解することは、問題行動に対して解決する糸口にもなる」と説き、問題行動の背景にある子どもの気持ちや考え方を見つけるこつを伝えた。