次の記事:大井川知事「記憶一切ない」

高校生ボランティア団体 入所高齢者の散歩介助 水戸の施設

散歩の前に特別養護老人ホームのお年寄りらと話す高校生ら=水戸市見川町
散歩の前に特別養護老人ホームのお年寄りらと話す高校生ら=水戸市見川町


水戸市の高校生ボランティア団体「市サブリーダーズ会」(会員117人)が、市内の高齢者施設を訪問して入所するお年寄りらと交流する事業をスタートさせた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、施設入所のお年寄りたちは長く外部との交流機会がなかったため、元気付けようと企画した。1回目が12日あり、市内の高校に通う女子生徒8人が車いすを押してお年寄りらと散歩を楽しんだ。

市生涯学習課によると、訪問は会の自主事業。当初はオンラインで会場と施設をつないで、対話する計画だった。コロナ禍が落ち着いてきたため、対面での交流が可能となった。施設側にとっては、高齢者福祉の現場を若い世代に知ってもらう狙いがある。4月以降も市福祉連絡協議会に加盟する施設で行う予定。

この日は、同市見川町の特別養護老人ホーム「ケアステーション梅寿園」に、市内7校から1、2年の女子生徒8人が訪れた。スタッフからお年寄りの状態や生活などについて説明を受けた後、部屋やトイレ、浴室など施設内を見て回った。車いす体験も行い、2人一組で広げ方からブレーキ、押し方を教わり、注意点を学んだ。

施設では寝たきりの入所者も多いため、限られたスタッフの人数では、少しの時間でも屋外に連れ出すのは難しいという。屋外の匂いや光、風を感じて気分転換できる散歩は入所者にとって貴重な時間となる。

その後、生徒らは担当のお年寄りに会い、目線に合わせるため座って自己紹介。車いすをゆっくり押して玄関から外に出て、敷地内の施設の周り約400メートルを1周して楽しんだ。

生徒らは「好きなものは何ですか」「お孫さんはいますか」などと話しかけて大切なひとときを共に楽しんだ。会長の茨城高2年、萩野谷万葉(かずは)さん(17)は「車いすの操作は難しかったけど、交流できてすごく楽しかった。やって良かった」と笑顔だった。

武藤邦彦施設長は「これから交流などを再開していく第一歩。(生徒たちが)高齢者福祉に興味を持つきっかけにしてほしい」と話した。

最近の記事

茨城の求人情報

「ハケでぬりぬり 」製品の仕上げ塗装!カンタン→未経験OK 組立・部品加工/溶接・塗装/その他 【ランスタッド株式会社】
 エリア:茨城県
雇用形態:派遣社員
  給与:時給1,100円

【仕事内容】<求人詳細> 金属フレームの仕上げ塗装 <お仕事内容> 住宅設備などに使用されるフレーム ・組立中にどうしても色ムラや ハゲてしまう部分が出てきます! ・組立が完了したら、 最後にしっかり「仕上げ塗装」が 必要になるので、その作業を担当 →ハケでしっかりペインティング →最後に製品シールを貼って終わり! これだけのカンタン作業です 20代・30代・40代活躍中 男性多...

スポンサー:求人ボックス

全国・世界のニュース