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茨城県内の統一地方選まで1カ月 日立、24年ぶり選挙戦へ



■6首長と15議員選
4月23日投開票の統一地方選まで1カ月となった。茨城県内では水戸市や取手市など6首長選が行われ、このうち、日立市は24年ぶりに選挙戦となる見込み。15市町村議選と2市町議補選も行われる。各党や陣営の動きが活発化している。

水戸市長選は、現職の高橋靖氏(57)と新人の大内久美子氏(73)がいずれも無所属での立候補を表明した。ほかに動きはなく、前々回2015年と同じ顔触れによる現新一騎打ちとなる見通し。

高橋氏は昨年9月の市議会で4選を目指して立候補する意向を表明。大内氏は新市民会館整備事業に反対する市民団体が擁立し、今月表明した。

市は新市民会館のほか、東日本大震災による市庁舎の建て替え、運動公園体育館、ごみ処理施設を新設する「4大プロジェクト」を推進。市の財政やコロナ禍からの地域経済の再生、人口減少対策などを巡り、現市政の継続か刷新かを問う選挙となりそうだ。

過去5回続けて無投票の日立市長選は、昨年12月に現職の小川春樹氏(75)が3選を目指して無所属で出馬する意向を表明。3月に入り、新人で電気工事会社社長、田村弘氏(51)が無所属での立候補を表明し、1999年以来24年ぶりの選挙戦となる見通し。16日の立候補予定者説明会には別に2陣営が出席した。

取手市長選は、4期目の藤井信吾氏(63)が出馬せず今期限りで引退すると1月に表明。今月20日、自民県議の中村修氏(61)が無所属での立候補を表明した。このほか、茨城維新の会や、共産党市委員会と市民団体「とりで生活者ネットワーク」が候補者擁立へ向けて調整している。

五霞町長選は、4期目の染谷森雄氏(76)が今期限りでの引退を表明。後継として、無所属新人で元埼玉県部長、知久清志氏(63)が立候補を表明した。無所属新人で元町議の介護福祉士、板橋英治氏(45)も出馬表明し、一騎打ちの公算。

茨城町長選は現職の小林宣夫氏(75)が5選を狙う。ほかに動きがなく4回連続無投票の可能性が高まる。

美浦村長選は5選を目指す現職の中島栄氏(75)と、新人で元村職員の葉梨徹氏(52)がいずれも無所属で出馬の意向を表明し、12年ぶりの選挙戦となる見込み。

議員選は15市町村で行われ、取手市と茨城町では補欠選が実施される。

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