スケボー場を水戸市が新設、25日オープン 競技楽しむ人の受け皿に
水戸駅周辺など条例で禁止されている場所でスケートボードに興じる人たちの受け皿として、水戸市は、同市水府町のリリーアリーナMITO(青柳公園市民体育館)の駐車場の一角に25日、スケートボード場をオープンする。同駅のペデストリアンデッキでは、過去にスケートボードによる事故やトラブルが発生していた。県内では近年、公設スケートボード場の開業が相次いでおり、同市は「禁止の場所でスケートボードをする人がいなくなれば」と期待を込める。
市が2020年4月に施行した「駅前広場における安全で快適な環境の確保に関する条例」は、駅前のペデストリアンデッキなどを対象に、通行人にけがを負わせる可能性のあるスケートボードなどを禁じている。
だが、条例施行後も禁止場所での利用が横行。20年6月、水戸駅南口のペデストリアンデッキで友人とスケートボードをしていた少年=当時(18)=が、壁を駆け上がる技を練習中、約9メートル下の道路に落下し、重傷を負う事故が発生した。21年7月には、スケートボード中に注意してきた男性を殴ったとして、少年=同=が現行犯逮捕されるトラブルも起きていた。
市体育施設整備課によると、スケートボード場はこうしたトラブルを防止するための受け皿として計画。21年の東京五輪で日本勢がメダルラッシュとなるなどスケートボード競技が注目を浴びたことから、子どもから大人まで気軽に楽しめる場を提供する狙いもある。水戸市内にはこれまで公設のスケートボード場がなく、市民から新設するよう要望も出ていたという。整備費は約2800万円。
開業するスケートボード場は、初心者ゾーン(374平方メートル)と中・上級者ゾーン(748平方メートル)に分かれ、能力に応じて幅広く対応している。中・上級者ゾーンは、スタートやターンに使う「バンク」や、手すりのような「フラットレール」などの人工物を設置し、本格的に技を磨くことも可能だ。利用は4歳以上が対象で、事前登録が必要。料金は無料。
茨城県内で行政主導のスケートボード施設は、17年にオープンした「B.E.step125-shimotsuma-」(下妻市)、21年にオープンした「境町アーバンスポーツパーク」(境町)、「ムラサキパークかさま」(笠間市)などがある。
水戸市の担当者は「今までは(ルールを守らない人たちに)注意しても、ではどこで滑ればいいのかという問題があった」と説明。新施設は水戸駅から車で約5分の位置にあり、「利便性が高い。ぜひこちらを利用してほしい」と呼びかける。
市が2020年4月に施行した「駅前広場における安全で快適な環境の確保に関する条例」は、駅前のペデストリアンデッキなどを対象に、通行人にけがを負わせる可能性のあるスケートボードなどを禁じている。
だが、条例施行後も禁止場所での利用が横行。20年6月、水戸駅南口のペデストリアンデッキで友人とスケートボードをしていた少年=当時(18)=が、壁を駆け上がる技を練習中、約9メートル下の道路に落下し、重傷を負う事故が発生した。21年7月には、スケートボード中に注意してきた男性を殴ったとして、少年=同=が現行犯逮捕されるトラブルも起きていた。
市体育施設整備課によると、スケートボード場はこうしたトラブルを防止するための受け皿として計画。21年の東京五輪で日本勢がメダルラッシュとなるなどスケートボード競技が注目を浴びたことから、子どもから大人まで気軽に楽しめる場を提供する狙いもある。水戸市内にはこれまで公設のスケートボード場がなく、市民から新設するよう要望も出ていたという。整備費は約2800万円。
開業するスケートボード場は、初心者ゾーン(374平方メートル)と中・上級者ゾーン(748平方メートル)に分かれ、能力に応じて幅広く対応している。中・上級者ゾーンは、スタートやターンに使う「バンク」や、手すりのような「フラットレール」などの人工物を設置し、本格的に技を磨くことも可能だ。利用は4歳以上が対象で、事前登録が必要。料金は無料。
茨城県内で行政主導のスケートボード施設は、17年にオープンした「B.E.step125-shimotsuma-」(下妻市)、21年にオープンした「境町アーバンスポーツパーク」(境町)、「ムラサキパークかさま」(笠間市)などがある。
水戸市の担当者は「今までは(ルールを守らない人たちに)注意しても、ではどこで滑ればいいのかという問題があった」と説明。新施設は水戸駅から車で約5分の位置にあり、「利便性が高い。ぜひこちらを利用してほしい」と呼びかける。