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茨城・鉾田市 高齢者ら、ごみ出し支援 週1回、安否確認も

鉾田市役所=同市鉾田
鉾田市役所=同市鉾田


茨城県鉾田市は5月から、集積所までのごみ出しが困難な高齢者らを対象に、自宅まで回収に行く「高齢者等ごみ出し支援事業」を始める。月500円で週に1回の回収を行い、希望者には安否確認を実施する。市生活環境課で申請を受け付けている。

対象は、市在住の要介護・要支援の認定を受ける65歳以上の高齢者や身体障害者らで、ごみ出しに家族らの協力が得られない世帯。回収は週1回で、旭地区は火曜、鉾田・大洋地区は水曜に行う。

回収するのは、可燃ごみと不燃ごみ、古紙などの資源ごみ、乾電池などの有害ごみで、粗大ごみは除く。利用者が市のルールに基づいて分別し、玄関先など申請時に指定する場所に置く。1回に出せるごみの量に制限はない。

利用料は月500円。利用するには申請が必要で、申請後に市が聞き取りなどを行い、利用の可否を判断する。

回収作業は、市シルバー人材センターに委託。同センターの会員が2人体制で回収作業を行い、安否確認を希望する利用者への声かけも行う。異常があった場合は、緊急連絡先などに連絡する。回収作業以外の時間は、市内のごみ拾いなどの環境パトロールを実施する。

同課によると、約50世帯の利用を見込んでいる。今後、チラシを作成して事業の周知を図っていく。市は、同事業の目的について「戸別収集を行うことで高齢者に優しいまちづくりを実現し、同時に行う環境パトロールで、きれいなまちづくりに寄与したい」と説明している。

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