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コロナ新聞 情報正しく 水戸 安蔵さん自主制作 近隣に配布、収束願い発行続く

コロナ新聞を制作する安蔵幸子さん=水戸市内原町
コロナ新聞を制作する安蔵幸子さん=水戸市内原町


デマや恐怖をあおるような情報が数多く出回った新型コロナウイルス。情報を取捨選択して伝え「正しく知って正しく怖がる」ことできちんとした対策が立てられないか-。水戸市内原町の安蔵幸子さん(75)が、そんな思いを胸に「コロナ新聞」を自主制作している。2020年12月から感染状況や変異株、ワクチンなど時流に合わせた情報を盛り込み、現在は第9号まで発行済み。今後も「必要がなくなるまで続けていく」と意気込んでいる。

コロナ新聞の紙面作りは、詳しい情報が書き込まれた手書き版と、イラストやレイアウトを工夫したパソコン版の2種類を毎号制作。それぞれの記事には、「細菌とウイルスの違い」「新型コロナウイルスワクチンの副反応は?」「オミクロン株の特徴」などの見出しも付く。安蔵さんは「自分の考えに傾かないよう注意して執筆した」と話す。

各号は、手書き版とパソコン版がそれぞれ約50部ほど。近隣住民などに配布する。

安蔵さんはこれまでも、東京電力福島第1原発の爆発事故について、自身の不安解消のため独自に情報を収集していたが、発信することはなかった。コロナ禍で感染者急増による医療現場の逼迫(ひっぱく)を知り、何か役に立ちたいと発行を決意した。

「取材源」は、新聞やテレビ、インターネット、書籍が中心。ただ、情報を集め始めた頃は、誤情報を信じてしまうこともあった。

それでも、さまざまな媒体からニュースを集めて発行を続けたことで「知識が蓄積されていき、間違いやデマに気付けるようになってきた」と笑顔を見せる。

日々の感染者状況や新聞の切り抜き、分析した情報などを記したノートは計16冊。最新となる第10号では、新型コロナの感染症法上の位置付けが今月8日、季節性インフルエンザと同じ5類へ移行したことを軸に制作する予定だ。

安蔵さんは「コロナ禍の情勢に応じて今後も発行していく。一刻も早く収束することを願っている」と話した。

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