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野田佳彦元首相 政府の外交「二枚舌」 ウクライナ侵攻巡り 茨城・土浦で講演

内外情勢などについて語る野田佳彦元首相=土浦市東真鍋町
内外情勢などについて語る野田佳彦元首相=土浦市東真鍋町


立憲民主党の野田佳彦元首相が27日、茨城県土浦市内で内外情勢などについて講演した。ウクライナへのロシアの軍事侵攻を巡り、政府の外交は「二枚舌外交と言われかねない」と指摘したほか、防衛費増額に関し「装備が充実しても扱う人が集まらなければ絵に描いた餅」と強調した。

政府が先進7カ国(G7)議長国としてウクライナ支援の音頭取りをする一方、ロシア経済分野協力担当相を置き続けているとし、外交姿勢に疑問を投げかけた。防衛費増については、自衛官の充足率約93%という人材不足に触れ「(自衛官の)待遇を良くするためなら是」と注文を付けた。

また、与党・自民党を念頭に「ライバルになる政党をつくらなければ日本の政治は緊張感が出ない」とも述べ、立憲民主党の勢力拡大に意欲を示した。

講演は同党県連代表の青山大人衆院議員の国政報告と併せて開かれ、出席した支援者ら約300人が耳を傾けた。

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