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水戸洋紙店破産へ 負債2億7600万円

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帝国データバンク水戸支店は31日、和洋紙販売業の水戸洋紙店(水戸市笠原町)が水戸地裁から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は5月24日。負債は約2億7600万円。

同社は1978年創業。印刷業者や金融機関、官公庁などへ紙全般の販売を手がけてきた。2006年5月期には年売上高約11億8600万円を計上した。

だが、ペーパレス化や出版物のデジタル化を受け、紙の需要が年々後退。新型コロナウイルス感染拡大後は企業活動の停滞やイベント自粛で紙の需要がさらに縮小。減収に歯止めがかからず、22年5月期の年売上高は約4億7500万円まで低迷した。

厳しい資金繰りが続き、一部業者が納品を見合わせ信用不安が広がっていた。資金繰りは好転せず、昨年12月10日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入っていた。

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