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八ケ岳モールマネジメント破産申請へ 負債15億円 17年に大洗アウトレット売却

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東京商工リサーチ水戸支店は2日、アウトレットモールの運営を手がける八ケ岳モールマネージメント(東京)が6月1日に事業を停止し、破産申請を弁護士に一任したと発表した。負債総額は約15億円。近く破産を申請する予定。

同社は2000年に設立。01年に八ケ岳小淵沢リゾートアウトレットモール(現八ケ岳リゾートアウトレットモール)を出店したほか、茨城県大洗町にも進出し、06年3月に開業した県内初のアウトレットモール、大洗リゾートアウトレット(同町)を運営した。ピーク時の08年6月期には売上高約18億円を上げた。

東日本大震災の影響で11年6月期以降は売上高が15億円を下回り、業況が悪化。17年夏には大洗町のモールを他社に売却したが、売却損の発生などで18年6月期には約10億円の最終赤字を計上した。

大洗町のモールを巡る風評被害で、東京電力に賠償請求したものの訴訟は棄却された。八ケ岳のモールは、新型コロナウイルス感染拡大で集客が大きく減少。コロナ関連融資の活用で再建の道を探ったもののスポンサーが見つからず、地力での事業継続を断念した。

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