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自転車運転の意識向上 茨城・鹿島学園高 シミュレーター体験

自転車シミュレーターを体験する生徒=鹿嶋市田野辺
自転車シミュレーターを体験する生徒=鹿嶋市田野辺


茨城県警鹿嶋警察署(桜井和雄署長)は5月31日、同県鹿嶋市田野辺の鹿島学園高(常井安文校長)で自転車シミュレーターを使った交通安全教室を開いた。生徒らは危険な場面を疑似体験し、交通安全の意識を高めた。

同教室には1年生約270人が参加。代表生徒は車輪が固定された自転車にまたがり、シミュレーターを体験。画面に表示される案内に従ってペダルをこいでいくと、乗用車が道をふさいでいたり、歩行者が飛び出してきたりする場面などが映し出され、日常生活に潜む危険箇所を確認した。

署員は「右左、後ろを確認してから発進するように」「死角から曲がってくる車に気を付けて」などと指導し、自転車運転時の交通ルール順守を呼びかけた。

シミュレーターを体験した島田日向さん(15)は「実際に危険な状況になったことがないので、(体験を通して)気を配れていないところが再確認できた」と話した。

同署の江寺雅晴交通課長は「積極的に参加してもらえて良かった。現実の世界で危険を避ける行動が実践できるようになってほしい」と事故防止へ期待を寄せた。

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