雪の屋外に園児を立たせる 虐待疑いの水戸の保育所、別の保育士2人

水戸市米沢町の市認可保育所「さんさん保育園」で保育士が1歳児に無理に食事させるなど虐待とみられる不適切保育があった問題で、別の保育士が雪の中、園児らを数十分間、屋外に立たせる不適切保育があったことが7日、分かった。園は事実を認め保護者に謝罪した。市は一連の不適切保育について園が調査し、保護者に説明するよう指導したと同日、明かした。
園や関係者によると、昨年末から今年初めの間、当時、年長児担当の30代と40代の女性保育士が、雪が降る日中、年長児3人を数十分、屋外のデッキに立たせた。園児らが屋内でふざけ合っていたため屋外に出したという。園は3月末、保護者からの指摘を受け、前園長や運営する社会福祉法人理事長が事実を認めて謝罪した。
保育士2人は、年長児の散歩の際、スマートフォンで野球中継を見ていたことも園は把握している。保育士2人は3月末で退職した。園は「個人情報に関わる」として退職理由を明らかにしていない。
同園では4~5月、別の女性保育士2人が園児を寝かせたまま食事を無理に食べさせたり、腕をつかんで引き倒したりする不適切保育があったことが分かっている。
7日夕に予定していた保護者会は延期された。園が保護者に通知した。中止理由などについては明らかにしていない。
市によると、同園を巡っては昨年度も不適切な保育があったとして、4月以降も相談が複数件あった。市は卒園した子どもの保護者にも、説明するよう園を指導するとともに、改善計画書の提出を求めた。
皆川鉄雄園長は「調査が難しい部分もあるが、個別に(保護者に)話をしていきたい」としている。
園や関係者によると、昨年末から今年初めの間、当時、年長児担当の30代と40代の女性保育士が、雪が降る日中、年長児3人を数十分、屋外のデッキに立たせた。園児らが屋内でふざけ合っていたため屋外に出したという。園は3月末、保護者からの指摘を受け、前園長や運営する社会福祉法人理事長が事実を認めて謝罪した。
保育士2人は、年長児の散歩の際、スマートフォンで野球中継を見ていたことも園は把握している。保育士2人は3月末で退職した。園は「個人情報に関わる」として退職理由を明らかにしていない。
同園では4~5月、別の女性保育士2人が園児を寝かせたまま食事を無理に食べさせたり、腕をつかんで引き倒したりする不適切保育があったことが分かっている。
7日夕に予定していた保護者会は延期された。園が保護者に通知した。中止理由などについては明らかにしていない。
市によると、同園を巡っては昨年度も不適切な保育があったとして、4月以降も相談が複数件あった。市は卒園した子どもの保護者にも、説明するよう園を指導するとともに、改善計画書の提出を求めた。
皆川鉄雄園長は「調査が難しい部分もあるが、個別に(保護者に)話をしていきたい」としている。