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タクシー一斉値上げ 茨城県内195社 「乗務員の生活守るぎりぎり」 利用者「仕方ない」

タクシー乗り場に張り出された値上げを知らせるチラシ=水戸市宮町の水戸駅北口
タクシー乗り場に張り出された値上げを知らせるチラシ=水戸市宮町の水戸駅北口


茨城県内のタクシー運賃が19日、一斉に値上げされた。初乗り運賃の上限がこれまでの「2キロで740円」から「1.1キロで500円」となり、加算運賃の上限はこれまでの「277メートルごとに90円」から「256メートルごとに100円」に改定された。値上げ率は14.18%。関東運輸局によると、195社が値上げを実施。運賃改定は消費税上昇に伴う改定を除き、2007年以来約16年ぶり。

同県水戸市浜田町のグリーン交通は改定を知らせるチラシを約3千枚用意。乗車した客に乗務員が手渡し、値上げを説明した。同社の鬼沢正光会長(76)は「混乱はなかったようだ」と振り返り、「運賃改定で増えた分は乗務員の収入に反映させる。客に負担をかけるのは心苦しいが、乗務員の生活を守るぎりぎりの値上げだ」と理解を求めた。

県ハイヤー・タクシー協会は同日までに、会員193社に料金改定を知らせるチラシを印刷して送付した。同協会の服部透専務理事(64)は「新型コロナウイルス禍で受けた打撃や燃料費の高騰で、上げなければどこの会社もやっていけない。理解してほしい」と力を込めた。

月に1度ほどタクシーを利用するという同県ひたちなか市、団体職員、鈴木美徳さん(58)は「タクシー乗務員が減っているという話は聞いている。ある程度の値上げは仕方ない」と語った。関東地区では来月、群馬県でも運賃が改定される予定。

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