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91歳、富士山登頂実現 茨城・土浦の岩松栄さん 農作業と水泳継続 「100歳でも挑戦」

富士山登頂の記念品を手にする岩松栄さん=土浦市手野町
富士山登頂の記念品を手にする岩松栄さん=土浦市手野町
5回目の富士山登頂を果たした岩松栄さん(左)=川島千加子さん提供
5回目の富士山登頂を果たした岩松栄さん(左)=川島千加子さん提供


茨城県土浦市手野町の岩松栄さん(91)が今夏、富士山に登頂した。子ども2人と共に、1泊2日で頂上に達した。70代、80代に続いて90代で通算5回目の登頂を果たし、岩松さんは「生活の励みになる。今の体力が維持できれば100歳でも挑戦したい」と話す。

岩松さんは91歳の誕生日直後の8月21日、マイカーで富士山麓に移動。バスで5合目に向かい、静岡県側から登る「富士宮ルート」で登山を開始。1日目は7合目の山荘に宿泊した。

同行したのは長女の川島千加子さん(62)と、長男で市消防職員の岩松克彦さん(59)。日本三百名山の踏破目前という克彦さんのアドバイスで、高山病対策として1泊して体を慣らし、漢方薬を服用して準備した。

2日目の22日は午前4時半ごろに山荘を出発。歩いては休んでを繰り返し、午前10時過ぎ、頂上に到達した。「山荘では眠れなかった」と岩松さん。折れそうになる心を「ここまで来て後には引けない」と奮い立たせ、足を動かした。

山頂の神社で記帳すると、70歳以上の登山者には「高齢登拝者名簿」が送られてくる。2006年、74歳で登頂した際は年齢が335番目だった。12年に80歳で挑んだ時は116番目。今回は、専用車いすで8月末に登頂した冒険家の三浦雄一郎さん(90)と同学年での達成となり、千加子さんは「何番目になるか」と楽しみに待つ。

健脚のこつは、日々の農作業と水泳だ。収穫した作物は近くの直売所に年間通してほぼ毎日出荷。今夏はウリやナスが中心だった。千加子さんに触発され、80歳ごろから週1回、ジムで1100メートルを休まず一気に泳ぎ切る。子どもの頃は、近くの霞ケ浦で泳いで体力を付けた。岩松さんは「継続は力なり」と日々の活動を大事にする。

体調で気になるのは血圧ぐらいで、大きな病気もなく「発熱したのは50年前」と笑う。文化財愛護団体に所属し、友人たちとの会合や旅行も楽しむ。

次の目標は100歳での富士山登頂だ。克彦さんが「時間をかけて、1泊2日より長ければ大丈夫かな」と思案すると、岩松さんは「健康な体をくれた親に感謝したい。今の体力を維持していきたい」と話した。



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