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減塩給食一斉に 「いばらき美味しおDay」3周年 茨城県内の公立小中学校

減塩給食を味わう雨引小の5年生たち=桜川市本木
減塩給食を味わう雨引小の5年生たち=桜川市本木


減塩により生活習慣病の予防を図る「いばらき美味(おい)しおDay(デー)」の制定3周年を記念し、茨城県内公立小中学校で20日、減塩給食が一部を除いて一斉提供された。同県桜川市本木の市立雨引小(児童数108人、深谷ゆかり校長)では、児童が給食を楽しみながら食と健康について考えた。

県健康推進課によると、茨城県は脳梗塞などの生活習慣病による死亡率が全国平均より高く、食塩摂取の1日の目標量も上回る。県は2020年11月から、毎月20日を美味しおデーと定め、啓発運動を展開している。制定にちなんだ減塩給食の一斉提供は今回が初めて。子どもの頃から「適塩」を意識してもらうのが狙いだ。県学校栄養士協議会や公立小中学校との連携で実現した。

提供メニューは、2022年度の県栄養士会のコンクールで最優秀となった減塩ランチが基本。豚肉のしょうがレモン炒め、だしと具がたっぷりのみそ汁など、酸味やうまみが生かされている。

雨引小では配膳後、美味しおデーや減塩の大切さを知らせる校内放送を実施。5年生の学級では児童たちの箸が進み、笑みがこぼれた。栄養教諭によると、校内の給食の残量は普段より少なかった。

5年の吉川珠生さん(11)は「みそ汁は少し味が薄かったが、おいしかった」と満足した様子。西村颯介君(11)は「これからもたまに減塩給食をやってほしい」と取り組みを歓迎した。



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