副士長が無許可副業 減給処分 除草や解体作業に従事 茨城・稲敷広域消防本部
茨城県の稲敷広域消防本部(同県龍ケ崎市)は21日、無許可で副業して報酬を得ていたとして、管内の消防署に勤務する消防副士長の男性(31)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。14日付。
同消防本部によると、副士長は消防長から許可を受けずに今年1~9月、造園業を営む同居人女性の依頼で、県内外の現場で計32回にわたり除草や解体作業に従事した。副士長が同居人に家賃や食費などを負担してもらっていた点を報酬と判断した。休日や非番を使っていた。
住民から9月に情報提供があり発覚。消防副士長は「同居人から頼まれた。迷惑をかけ申し訳ない」などと話しているという。
永井貴史消防長は「あるまじき行為で深くおわび申し上げる。法令順守の徹底を図り、再発防止と信頼回復に努める」とのコメントを出した。