経産副大臣に上月氏 茨城選挙区選出の参院議員
岸田文雄首相は14日、自民党安倍派の政治資金パーティー裏金問題を巡り、同派の副大臣5人全員と政務官1人を交代させ、経済産業兼内閣府副大臣に茨城選挙区選出の参院議員、上月良祐氏(60)を起用した。
上月氏は当選2回、茂木派。内閣委員会筆頭理事や農林水産政務官などを歴任した。茨城新聞の取材に対し「とても重みを感じる。日本がどういう産業で稼いでいくのか、しっかりと課題に向き合いたい」と話した。
東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に関しては、水産業者の視察経験などを踏まえ、「引き続き現場目線を大切にしたい。科学に基づく理解促進と水産業関係者への適切な対応が必要」と述べた。
東海第2原発の再稼働については「安全最優先」と強調した上で「エネルギー問題は国の責任で行う」とした。再生可能エネルギーの拡大にも意欲を示した。
自らの政治資金については「法律にのっとり適切に対応している」と話した。