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4歳女児 漢検10級合格 満点、最上位賞も受賞 茨城・神栖の石橋怜子ちゃん メダル手に喜び

漢検10級に合格し、最上位の協会賞にも輝いた石橋怜子ちゃん。右は父親の崇俊さん=8月10日、京都市(日本漢字能力検定協会提供)
漢検10級に合格し、最上位の協会賞にも輝いた石橋怜子ちゃん。右は父親の崇俊さん=8月10日、京都市(日本漢字能力検定協会提供)


2月に実施された2023年度の日本漢字能力検定(漢検)で、当時4歳だった茨城県神栖市の幼稚園児、石橋怜子ちゃん(5)が、10級(小学1年修了時相当)に満点合格し、最上位の協会賞にも輝いた。怜子ちゃんは先月、合格者の成績優秀者表彰式(京都府京都市)に両親と出席し、賞状とメダルを手に喜びをかみしめた。

母親の葉子さん(42)によると、怜子ちゃんは3歳の頃から漢字に興味を示し始め、本や看板で漢字を見つけると、「これなんてよむの?」と尋ねるようになった。風呂場に漢字ポスターを貼るなど、日常的に漢字に触れる機会を設けると、読める漢字が次第に増えていった。書く練習にも時間をかけたという。

怜子ちゃんの漢字の力が伸びているのを実感した葉子さんは、客観的な力を確かめるため、漢検受検を決めた。3月に合格の知らせがあり、5月半ばに協会賞受賞の書類が自宅に届くと、怜子ちゃんは「やった。うれしい」と満面の笑みを浮かべたという。

8月、成績優秀者表彰式に臨んだ怜子ちゃんは、主催者の日本漢字能力検定協会から協会賞の賞状とメダルが手渡された。父親の崇俊(たかとし)さん(47)と記念写真に納まり、喜びをかみしめた。

怜子ちゃんは現在、漢検9級を目指し、漢字ドリルなどで勉強を続けている。葉子さんは「娘が興味のある分野に力を注いでいけるよう、今後もサポートしていきたい」と話した。

同協会によると、23年度の茨城県関係の協会賞は、当時中学2年で3級に合格した取手市の田中夏美さん(中学3年)も受賞した。



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