茨城・八千代の白骨遺体 「息子の依頼で埋めた」 千葉で勾留中の男説明
茨城県八千代町の畑の土中から成人女性とみられる白骨遺体が見つかった死体遺棄事件で、千葉県内の警察署に別事件で勾留中の男が「数年前に女性の息子から頼まれ、重機で埋めた」と話していることが1日、捜査関係者への取材で分かった。茨城県警は、遺体は2020年5月ごろから行方不明の同県古河市、60代女性の可能性があるとみて身元確認を進めている。
県警によると、司法解剖の結果、死因は不詳で死後数年程度が経過しているとみられる。
捜査関係者によると、女性の息子と男は面識があり、別事件で県外の刑務所に服役中の息子に任意で事情聴取しているという。県警は女性が死亡した経緯などについて詳しく調べる。
県警によると、別の事件で千葉県内の警察署に勾留中の男が7月、「数年前に畑に遺体を埋めた」と供述していることが分かり、県警は10月22日に白骨化した遺体を地表から深さ約2メートルで発見。遺体は粘着テープやひもで何重にも巻かれた状態だった。