茨城県立高入試に1万6798人 合格発表は3月12日

今春の茨城県立高入試で、学力検査が27日、全日制84校1分校、定時制12校で一斉に実施され、1万6798人が合格を目指し試験問題に挑んだ。志願取り消しと欠席を除いた全体の受験倍率は前年比0.01ポイント増の0.95倍だった。
県教育委員会によると、全日制と定時制の志願者のうち、計150人が前日までに志願を取り消した。当日欠席は57人。実際に試験を受けたのは全日制1万6336人(倍率0.98倍)、定時制462人(同0.48倍)。新型コロナウイルスとインフルエンザ感染者計28人は別室で受験した。
志願倍率トップの水戸一高(同県水戸市三の丸)ではこの日、定員161人に対して260人が学力検査に臨んだ。試験開始の1時間以上前から受験生が会場に入り、8つの教室に分かれて着席。問題用紙が配られるのを緊張した面持ちで待った。
県教委によると、1教科目「国語」の取手二高で終了5分前に、5教科目「理科」の勝田工高で終了15分前にチャイムが鳴るトラブルがあったが、それぞれ検査終了まで続けるように指示したため、影響はなかった。
今後は28日に特色選抜の面接などがあり、3月7日に学力検査の追検査、同12日に合格発表が行われる予定だ。