大麻使用の罪 女起訴 地裁下妻支部 法改正後、茨城県内で初摘発
水戸地検下妻支部は9日、麻薬取締法違反(大麻使用)の罪で、茨城県常総市、無職、女(21)=覚醒剤取締法違反の罪で起訴=を起訴した。昨年12月の法改正で大麻の使用が罰則対象となって以降、県内での立件は今回が初めて。
県警常総署が同日、同容疑で女を地検下妻支部に追送致していたと発表した。4月9日付。追送検容疑は3月1日、自宅で大麻約0.1グラムを加熱して吸煙し、使用した疑い。同署によると、容疑を認めている。覚醒剤取締法違反事件の捜査過程で薬物検査をした際、陽性反応が出た。
昨年12月施行の改正麻薬取締法で、大麻を「麻薬」と位置付け、他の規制薬物と同様に使用罪の適用対象とした。大麻の使用や不正所持は同法違反で、7年以下の懲役となる。