スポーツ力で事故防止 9団体と協定 茨城県警、啓発効果に期待
交通事故防止に向けて幅広い世代に啓発しようと、茨城県警交通部は28日、スポーツリーグ所属の県内9団体と交通安全に関する連携協定を結んだ。サッカーJ1・鹿島アントラーズやバスケットボールBリーグ1部の茨城ロボッツなどと協力し、試合会場での啓発や街頭活動を通して県民に交通安全や事故防止を呼びかけていく。これまでも一部団体と協力し街頭活動などを行ってきたが、複数のチームと包括的な連携協定を結ぶのは初めて。
協定を結んだのは鹿島アントラーズ、茨城ロボッツのほか、水戸ホーリーホック(サッカー)▽日立ハイテククーガーズ(バスケットボール)▽Astemoリヴァーレ茨城(バレーボール)▽つくばユナイテッドSunGAIA(同)▽茨城アストロプラネッツ(野球)▽日立SunNexus茨城(ラグビー)▽茨城セイバーズ(アメリカンフットボール)。
協定は県警が各チームに呼びかけ実現。地域に根差し、県民の認知度が高いスポーツチームの啓発効果に期待を寄せる。選手やマスコットを活用した啓発活動、試合会場での交通安全のメッセージの発信を通して、幅広い世代の意識向上を目指す。
締結式では、県警の青柳信明交通部長と各チームの代表者が協定書を交わし、警察署や試合会場などに掲示する新たなポスターと反射材が披露された。
ポスターは「One Teamいばらき~つなげよう交通安全の輪」というキャッチフレーズを掲げ、各チームのエンブレムやロゴを配置。一丸となって交通安全の輪を広げるという思いを込める。反射材は各チームや県警のマスコットが描かれたオリジナル啓発品で、今後の配布を見込む。
交通総務課によると、27日時点の県内の交通事故死者数は73人で、前年同期比12人減。一方、18日には水戸市大工町の交差点で、横断歩道を横断中の女児(3)が乗用車にはねられ、命を落とした痛ましい事故があった。
青柳交通部長は「事故は減少しているから良しではなく、ゼロでなくてはいけない。競技が持つ影響力や発信力を生かし、県民の安全意識を広めていただきたい」と呼びかけた。
茨城ロボッツの川崎篤之社長は「選手やスタッフが地域で暮らす一人一人の見本となり(安全な)いい地域をつくっていくための役割を果たしたい」と意気込みを語った。












