【エンタメ総合】
『アタック25』最終回 司会・谷原章介が収録後に心境「本当に幸せでした」

『パネルクイズ アタック25 最終回1時間スペシャル 史上最強のチャンピオン決定戦!』の収録を終えた司会・谷原章介(C)ABCテレビ


 1975年4月から続く長寿番組『パネルクイズ アタック25』(ABCテレビ制作、テレビ朝日系)が、9月26日放送で最終回を迎える。このほど、大阪市内の朝日放送テレビのスタジオで、最終回の収録が行われ、司会の谷原章介が心境を語った。



【写真】谷原章介&加藤明子アナの最後の「アタックチャンス!」



 収録に集まった12人は「クイズ界のレジェンド」という名にふさわしい、輝かしい経歴の持ち主。レジェンド同士、色々な大会などで顔を合わせるそうで、会話もはずみいつもとは違ったリラックスした雰囲気だった。打ち合わせでは、それぞれに「クイズの伝道師」「元祖クイズ女王」「最速早押しマスター」「アタック25を愛しすぎる男」などの肩書がつけられ、紹介されると、出場者の中で笑いや拍手が起こり、和気あいあいとした雰囲気で収録がスタートした。



 今回の1時間スペシャルでは、予選ラウンドと決勝ラウンドを開催。まずは東日本ブロックの代表6人が早押し勝ち抜けでの予選ラウンドに参加。4問を先取した人から赤・緑の席に座る。続く西日本ブロックでは白・青の席に座る人を決定する。12人の中から決勝ラウンドに進めるのは、この4人のみ。



 ボタンを押すタイミングが早すぎると、問題の続きにひっかけが入っている可能性もあり、かといって遅すぎると強豪ひしめく予選ラウンドを突破できない。さらに、2問不正解すると、その場で失格となるルール。一度不正解してしまうと、次の不正解で失格となってしまうため、なかなか攻めることができず、収録前の雰囲気とは打って変わって、非常に白熱した厳しい戦いとなった。



 果たして、決勝ラウンドに進出するのはどの4人なのか。そして最後の『アタック25』の勝者となり“史上最強のチャンピオン”の称号を得るのは誰なのか? はたまた、最後の旅行問題に正解し、最後の「豪華!沖縄・宮古島プレジデンシャルスイートの旅」は獲得できるのか?



 ABCリブラの秋山利謙プロデューサーは「子どもの頃からずっと見ていた番組で、プロデューサーとして携わるようになってからも、日常の一部だった『アタック25』の終了は残念としか言いようがありません。一般視聴者はもちろん、クイズ関係者やテレビ業界からも連日、惜別の温かい声が多数届けられておりますが、これほど全国の皆様から愛されたクイズ番組は比類ない存在だと思います。長い間、応援していただき、本当にありがとうございました」とコメント。



 ABCテレビ 山口正樹プロデューサーは「視聴者の皆様に愛され、時代とともに歩んで来た『アタック25』。その46年の歴史の重みが詰まった最終回です。 『史上最強のチャンピオン決定戦』皆さんぜひ、最後の瞬間まで見届けてください」とメッセージを寄せている。



■谷原章介インタビュー



――最終回の収録が終わった、今の心境は?



まだ最終回が終わったという実感がわかないですね。月に2回大阪に来るということが、『アタック25』のお仕事が始まってからの習慣だったので、これから今までのペースで大阪に来られなくなるんだな、ということが頭では分かっていますが、まだ実感が伴っていないです。僕の幼いころからあったこの『アタック25』が「ある」ことがあたりまえになっているので、「無くなる」ことの意味がまだ実感できていないです。これから東京に帰って、日を追うごとにじわじわと実感していくんでしょうかね。



――月2回、どんな気持ちで大阪に向かわれていましたか?



朝の番組が終わって、月2回大阪に来ることで空気が変わるというか、僕にとってのちょっとした非日常で、気持ちがリセットされていました。また、ここまで視聴者の方と直接繋がれる番組は、ほかにないんですよね。なので、とても貴重な時間でしたね。



ただ、ここ1年半ほどは、コロナの影響で、収録終わりでスタッフと食事を共にしながら「きょうの収録はこうだったよね」「今後こうしていけばいいんじゃないか」というような色んな議論をしたり、時間を共有することが無くなってしまい、とても残念です。そんな中で番組が終わってしまうのはとても悲しいですね。



――最終回はどんな回でしたか?



とっても温かい大会でした! 出場してくださった皆さんが、本当に「アタック」のことを愛して下さっている。最後は勝ち負けをつけましたけれども、自分が最後のチャンピオンになって人を打ち負かしたい、とかそういうモチベーションではなく、過去の自分より上に行きたい、自分の弱いところを最後に克服したい、というような、自分自身との闘いをしていただいた気がします。

最後は、泣いている出場者の方も居ました。(予選ラウンド敗退者が座る)応援席からもすすり泣きが聞こえました。そんなに皆さんに愛された番組に携わらせていただけたことは本当に幸せでした。



――今まで出場していただいた方、見てくださった方へのメッセージを



本当に感謝しかないです! 視聴者の方が見てくださって、出たいと思ってくださって、多くの方が参加されてきたことで繋がったこの46年余り。本当に感謝の気持ちでいっぱいですし、同時に僕のところでバトンを次に渡せなかったことに、申し訳ない思いもあります。

でも、最後は本当に素晴らしい大会になったと思いますので、是非とも皆さんに番組をご覧いただき、見届けてもらいたいと思います。

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