【エンタメ総合】
朝倉未来「リミッターを外して凶暴になる」喧嘩自慢との路上ファイトへ“衝撃発言”

『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』への思いを語った朝倉未来  撮影/池本史彦(C)ORICON NewS inc.


 いま日本の格闘技界で最も注目を集めるファイター・朝倉未来(29)。6月に行われた『RIZIN.28』の東京ドーム大会のメインを務め、10月に開催された配信限定大会『RIZIN LANDMARK vol.1』でも快勝する一方、自身の持つチャンネルの総登録者数が250万人を超えるYouTuberとしても活躍している。そんな“時代のカリスマ”の次なる戦いの舞台は、今月20日に「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で生配信される『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』。自身のルーツでもある“ストリートファイト”を舞台に、衣服を着用したまま路上で戦う“喧嘩ルール”で、全国から募集した喧嘩自慢を迎え討つという刺激的な内容で、大きな話題を呼んでいる。



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 トップファイターでありながら、リングではなくあえて路上の戦い挑む朝倉に、その狙いや意気込み、格闘技とYouTubeへの向き合い方など、いま考えていることをじっくり聞いた。「自分が負けても面白い」と語る、その真意とは。



■ストリートファイトは「自分の土俵」 RIZINからの連戦も問題なし



 今回、ABEMAから企画のオファーを受けて、「面白そうだなっていうのと、ちょこちょこ批判が来そうだな」という2つの反響が予想できたという朝倉。批判するのは“格闘家”としての朝倉のファンで「格闘技ファンの方って、頭が硬い人がけっこう多いんです。思い込みが激しくてファンとアンチを行ったり来たりするというか、メンヘラ気質というか(笑)。直感的に自分の考えが正しいと思いこんでいるタイプが多いかな、と。YouTubeのファンの方は頭が柔らかい人が多くて、こういう企画も楽しんでくれます」と分析する。



 『RIZIN LANDMARK vol.1』での萩原京平戦からの1ヶ月半で“ストリートファイト”に挑むことになったが、「最初はこんな予定じゃなく、この番組が決まってからRIZINの萩原戦が急きょ組まれたんです。時期が近かったですが、この企画に批判的な格闘技ファンに対して『ちゃんと格闘技の試合もやるよ』という気持ちを示したかったし、自分としても格闘技の試合をせずにこの企画だけだったら“格闘家”として良くないと思ったので、RIZINにも参戦しました」と経緯を明かす。萩原戦で足を負傷したが「昔はケガをしながらストリートで戦ってたので、問題ないかな」と余裕も漂わせた。



 今回が第5弾となる『1000万円』シリーズはABEMAの人気企画で、これまで亀田興毅&亀田大毅(ボクシング)、朝青龍(相撲)、那須川天心(キックボクシング)と、全員が自分の本業のルールで戦ってきた。今回は朝倉の本業である総合格闘技ではなく“喧嘩ルール”が採用されたが「いや、ストリートファイトも自分の土俵ですよ。恥ずかしながら、これまでに何度もやってきてますから」と笑みを浮かべる。



 「地元の愛知県豊橋市は、土地柄的にそういう人が多かったんですよ。これをあんまり言うと『豊橋はそんな街じゃない』って批判されるんですけど(笑)。基本的に豊橋は“住みやすい街ランキング”で上位に入るくらいすごくいい街で、おっとりして自然が多いけど駅前はけっこう栄えています。でも夜になったらちょっと悪くなると言うか、暗くなってくると突然、不良が目立ち始めるんです。僕が住んでた頃は街を歩いたら喧嘩を売られるという感じで、自分から喧嘩を売ったことはないけど、戦うのは好きだったし、不良を懲らしめてやろうということで、しょうがなくストリートファイトをやってました(笑)」



■「格闘技の試合とは違う自分を見せられることに自分も楽しみ」



 また、この企画のタイトルのインパクトも出演を引き受けた理由の一つだと語る。「ストリートファイトって本当にできるの?って思う人もいるだろうし、注目を浴びると思うんです。言葉に興味を持った人が僕を知って、そこからRIZINを知り、いろんな格闘技を知ってもらえたら、やる意味があるなと思ったので」。無謀な企画への挑戦の根底には、格闘技界全体の底上げという強い意識があった。



 朝倉をトップYouTuberとして確立させたのは、人気動画シリーズ「街の喧嘩自慢にプロ格闘家がスパーリングを申し込んだら」だ。その名の通り、朝倉が自ら街を歩き喧嘩自慢の素人に声をかけ、実際に打撃ありのスパーリングの相手となり、プロの実力を強烈に刻み込む。そして、戦いが終わると居酒屋で語り合いながら彼らの話を聞き、格闘技の魅力を言葉でも伝え、彼らの今後に新たな可能性を提示する。



 今回の企画の参加者にも「戦いを通じて格闘技の良さを伝えたいか」と尋ねると、朝倉は「今回は一切ないです」と即答した。「喧嘩自慢と戦うという点ではYouTubeの動画も今回の企画も同じかもしれないけど、YouTubeのときの“リミッター”を今回は完全に外して、より凶暴になって完全に本気でやっちゃおうかなと。格闘技の試合とは違う自分を見せられることに自分も楽しみですし、視聴者の方にも楽しんでもらえると思います」。まさに喧嘩を渇望するような、ヒリヒリとする言葉が投げかけられた。



 6月の『RIZIN』東京ドーム大会ではメインイベントのリングに立ち、試合はフジテレビのゴールデンタイムで生中継された。まさに日本の格闘技界のトップに立つ存在となったが「地上波がどれだけ見られているのかというのは疑問ですし、YouTubeの再生回数が一番わかりやすいですから。例えば、東京ドームで10万人の前で試合をしたとしても、10万再生ってことじゃないですか。だったら無観客でも100万再生されるほうが、需要があるということですよね。僕は目に見えた光景よりも数字で判断します」と、どこまでも冷静な思考を貫く。



■「誰かが負けたほうが1000万円企画は盛り上がるし、それが自分でもいい」



 注目度が高まるにつれて、YouTubeの動画やSNSでの発信、大会の会見でのコメントなどがネットニュースで取り上げられることも増えてきたが、「アクセス数を稼ぐ目的で見出しだけ大げさにした、いわゆる“釣り記事”みたいなものが目につくこともあるけど、あまり興味がないし、どうしても正したいとは思わないかな。ただ、そういう記事を見てしまうファンの方には『真実を見抜いてくださいよ』とお願いしたいです。あまりにも批判が多かったら僕も反論動画を出すかもだけど、まぁ記事が増えるのは宣伝になっていいんじゃないですかね」と一定の距離を置く。「でも、オリコンさんは真面目だから、ちょっとぐらい盛った記事を出してみたらいいんじゃないですか? このインタビューも“衝撃発言!”って見出しに入れたり(笑)」と、メディアからの視点も伺わせた。



 知名度は上がる一方だが、以前から「有名になりたいわけではない。自分の野望のために有名になるのは、仕方ないと割り切っている」という主義は一貫している。格闘技、YouTube、さらにはアパレルブランドの運営や投資家など多彩に活動しているなか、今後のビジョンはどこに向いているのか。「いろいろやっていますが、出会った人の影響、見たもの、時代の変化とかいろいろあって、やってみたいことがどんどん出てくる。いまは何をやりたいというものは特にないんですけど、歳を取るごとに変わっていくと思うので、常に柔軟にしておきたいです」。



 最後に、今回の番組の視聴を迷っている人へ、チケット購入への一押しとなるような見どころを教えてもらった。



 「すごく楽しみにしていて、今までの僕のYouTubeでやってる『喧嘩自慢と戦う』みたいな“茶番”じゃなくて、本気の僕で戦うし、それに対して本気で1000万円を取りに来てるヤツ、本気で自分が最強だと思ってるヤツらとのストリートファイトをぜひ見てほしいです。ワンチャン、僕が負けることもあるかもしれないですから。誰かが1回負けたほうがこの1000万円企画がより面白くなるし、それが自分でもいいと思う。今まで全員が勝ってきてるから、そういうもんだと思われて、だんだんこの企画の価値が下がってくるかもしれない。どこかで誰かが負けるのがいいし、それが僕ならしょうがない。僕は自分の強さに自信を持ってるから、負けたら悔しいというより『スゴイやつが出てきたな』って思うだけなんで。そのへんも含めて楽しみにしてもらえたら。僕が全員を圧倒して、めちゃめちゃ早く終わるかもしれないですけど、つまらない番組には絶対にならないので、心配しないでください」



●ABEMA PPV ONLINE LIVE『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』

配信日時:2021年11月20日 開場:後7:30 開始:後8:00

【通常チケット】

ブラウザ決済:ABEMAコイン3750コイン(4500円相当)

アプリ決済:ABEMAコイン4130コイン(4956円相当)

【「Go Toイベントキャンペーン」対象チケット】

ブラウザ決済:ABEMAコイン3000コイン(3600円相

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