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【カムカムエヴリバディ】早乙女太一、トミーに共感「近しい感じがする」

『カムカムエヴリバディ』でトミーを演じている早乙女太一(C)NHK


 女優の深津絵里が2代目ヒロインを担当する連続テレビ小説 『カムカムエヴリバディ』(月~土 前8:00 総合/前7:30 BS4K・BSプレミアム※土曜日は1週間の振り返り)で、ミュージシャンのトミー(通称)を演じている早乙女太一のコメントが19日、到着した。



【場面写真】セッションをするジョー&トミー



 本作は、連続テレビ小説『ちりとてちん』の藤本有紀氏が、ラジオ英語講座と、あんこと野球とジャズと時代劇を題材に書き下ろすオリジナルストーリー。朝ドラ史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)・るい・ひなたが、母から娘へとバトンをつなぎ、戦前から戦後、そして令和までの物語を紡いでいく。安子役は上白石萌音、その娘・るい役を深津、その娘・ひなた役を川栄李奈が演じる。



 早乙女が演じているトミーは、木暮洋輔(近藤芳正)の営むジャズ喫茶を拠点に活動するミュージシャン。追っかけのグルーピーもいてアイドル的な人気があり、クリーニング集配に訪れるるいにちょっかいをかけてくるかなり調子のいい男。



――本作に出演することが決まったときの気持ちは。

朝ドラに出演できるということはもちろんですが、深津絵里さんやオダギリジョーさんなど、子どものころから見ていて憧れを持っている豪華な出演者の方たちの中に入ってできるということが、本当にうれしいです。



――演じているトミーの印象は?

トミーを演じていて感じるのは、表面から作る人だなということです。プレイスタイルもそうだし、ファンの子たちへの接し方も含めて、自分自身をパフォーマンスしているというか、トミーという男のイメージをちゃんと作ろうとしている印象を受けます。性格の面でも環境の面でも、けっこう近しい感じがしているので、そういった意味では共感できる部分もあります。



トランペットの経験は、これまでまったくないので、いちから練習しました。むしろ、撮影よりもトランペットの練習に時間をさいてきたといえるほどです。さらに途中で演奏する曲も増えたんですよ。でも、最初の特訓のおかげで新曲もかなりなじんできました。最初はトランペッター役と聞いてすごくかっこいいなと思って、この役をやらせてもらったら、それなりに吹けるようになるかなと軽く考えていたんですが、そんなに甘いものじゃなく難しくて。でも、この役のおかげでジャズを楽しんだり、音楽で闘う人たちを知ることができてうれしいです。



――撮影の雰囲気や、印象に残ったシーンは?

僕自身は一番年下なんですが、設定上はみんな同世代ということで、大先輩たちと同世代というのがとても不思議な感覚で、最初はなんだかふわふわしていました。トミーは登場人物の中で一番偉そうな態度なので落ち着かなくて。でも最近はようやくなじんできました。

撮影していちばん印象に残っているのは、やっぱりジョーとのトランペットのセッションですね。トランペットの練習もずっと別々だったので、このシーンの撮影の時に初めて2人で演奏したので、すごく印象に鮮明に残りました。



――視聴者へのメッセージをお願いします。

この作品は、登場人物がみんな異なる環境で悩みを抱えていて、それぞれがちゃんと立ち向かっていきます。トミーが生きた時代は戦後の激動の移り変わりがあり、環境がとても大きく変化しています。そういう中で「音楽で成功するぞ」という強い意思を持ったトミーがいて、「この人と一緒に生きたい」という気持ちを大切にしているジョーがいる。それぞれが自分の人生に向き合っていて、ものすごく魅力的な作品だと思います。

現代って適当に生きようと思えば生きられる感じがします。でも、僕自身もちゃんと生きなきゃと思えてきますし、登場人物たちが苦悩しながらも生きている姿がものすごく輝いて見えます。それがこの作品のいちばん魅力的なところだと僕自身は思いますので、そこを楽しんでもらえたらうれしいです。

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