【経済・トレンド】
エレベーター大手フジテック、香港投資ファンドの主張は「全くあたらない」と否定 

フジテック、株主の主張に見解


 エレベーター・エスカレーター機器大手のフジテックは、同社株式を保有する香港系投資ファンド「オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッド」(オアシス社)が、内山高一社長と創業家らを告発し解任を求めるキャンペーンを始めたことに対し、20日、コメントを発表。「企業統治上の問題があると主張がなされておりますが、当社では、当該主張は全くあたらない又は事実誤認に基づく主張であると認識しております」と、オアシスの主張を否定した。



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 オアシス社は19日、「定時株主総会で内山社長に反対票を投じ、フジテックを守りましょう」とするサイトを立ち上げ、「フジテックのガバナンス上の重大な問題点」を指摘する資料を掲載し、ネット上などで高い感心を集めている。また、オアシス社は今年3月24日に財務省にフジテック株式の大量保有報告書を提出し、株式保有比率が7.29%になったと報告していた。



 こうした動きに対してフジテックは20日、「当社株主による主張について」と題したプレスリリースを同社サイトに掲載。オアシス社が指摘した点について「本取引は、いずれも所定の法令・手続等に従ってなされた適法な取引及び行為であり、企業統治上も問題はないものと考えております」とした。



 また「従前、オアシスより本取引の大部分について照会を受けていたため、それらについては調査を行った上で、当社の代理人弁護士からオアシスの代理人弁護士に対して、いずれも所定の法令手続等に従ってなされた適法かつ適切な取引等である旨の回答をしておりました」と伝え、「本取引のうち、 オアシスが新たに挙げている事項についても、当社にて至急で調査いたしましたが、事実ではないと確認しております」とした。

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