【アニメ】
『劇場版 呪術廻戦 0』公開157日目で終幕、興収137億円突破 “乙骨憂太”緒方恵美ら感謝「たくさんの方々に観てもらえた」

『劇場版 呪術廻戦 0』キャスト陣が集結(C)2021「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 (C)芥見下々/集英社


 2021年12月24日に公開されたアニメ映画『劇場版 呪術廻戦 0』が、公開157日目となる本日29日をもって上映が終了した。上映後、東京・TOHOシネマズ新宿でキャスト陣による“最後にもう一度”舞台あいさつが行われ、きのう28日まで(公開156日間)で観客動員数977万人、興行収入137億円を突破したことが発表された。



【ソロ写真】豪華声優陣が集結…感謝を語る緒方恵美、小松未可子ら



 最後となる舞台あいさつには、本作の主人公・乙骨憂太役の緒方恵美、乙骨の同級生となる呪具使い・禪院真希役の小松未可子、呪言師・狗巻棘役の内山昂輝、突然変異呪骸・パンダ役の関智一、朴性厚監督、MAPPA代表取締役・大塚学氏、MAPPAアニメーションプロデューサーの瀬下恵介氏が登壇し、ファンから集まったさまざまな質問に回答した。



 乙骨憂太として、作品を引っ張ってきた緒方は「最後にこうしてごあいさつの機会をいただけてうれしい。たくさんの反響の声がSNSで上がっていたり、お仕事で会う方からも感想をいただく機会も多かった。海外の方からもコメントを頂くこともあって、改めてたくさんの方々に観てもらえたのだと思うとうれしい」とコメント。



 さまざまな上映形態で公開していた今作の4Dを劇場で体感した際には「自分が出演している作品を観ている時には、役の気持ちになってしまって客観的には観れないけれど、最後にシャボン玉が飛んでくる演出の時は、里香ちゃんがそばに来てくれた感じがして泣きそうになった」というエピソードを披露した。



 さらに映画オリジナルとなっているシーンに関して、禪院真希役の小松は「真希視点でいうと、夏油に襲われた時に真希から出た血を夏油が踏みにじる。このシーンの考察が多かった」。パンダ役の関は「原作にはなかったゴリラモードの描写が印象的。フィーチャーされた感じがしてうれしかった」と語った。



 狗巻棘役の内山も「乙骨と棘の商店街のシーンが印象的だった。棘の身体能力の高さを感じた。でもノドナオールをもっとたくさん買っとけばいいのにって。仲間にも持っていて欲しいし、棘もいろんなところに持っておいた方が良いと思った」と話し、キャスト陣を笑わせていた。



 『劇場版 呪術廻戦 0』は、乙骨憂太を主人公にした『呪術廻戦』の前日譚であり、原作漫画の連載前に芥見下々氏が短期集中連載として描き下ろした「東京都立呪術高等専門学校」を映画化したもの。「0巻」として単行本化もされ、単巻コミックスとしては異例の大ヒットを記録するなど、ファンからの支持も非常に高いエピソードとなっている。



■キャスト&監督コメント

・緒方恵美

 すべての宣伝活動が無事に終わってホッとしています。自分は『呪術廻戦』チームには後発で入ったメンバーですので、皆さんが今まで作ってきて、沢山のお客様が愛してくれている作品をどのようにバトンを受け取るかというところで、とりあえず出来ることをすべてやろうと頑張ってきました。結果的にたくさんのお客様に支持していただき、観て頂き、このような大きな形を一緒に作ることが出来て本当に嬉しく思います。このまま本編にお返しする形となりますので、続きの物語を皆さんと一緒に紡いでいけるよう、楽しんでいただけたらと思いますし、きっと作ってくださると思います。



・小松未可子

 私自身、こんなロングランの作品に携わるのは初めてでしたし、沢山の回数、劇場まで見に来て下さった方も多くて、それだけ色々な角度から楽しんでいただけのだと思いますし、一緒に時間を共有できたことも嬉しかったです。時系列でいえばこの作品が始まりではありますが、今につながる物語でもありますし、TVアニメも二期が決定していますので、皆さんの中でも愛が止まらないまま応援してもらえると嬉しいです。



・内山昂輝

 初日の舞台挨拶にも立たせていただきましたが、約半年たっても、目の前のお客様の熱量や感情が更に高まっている感じがしました。長い期間に渡って楽しんでもらえてありがとうという気持ちでいっぱいです。TVシリーズもまだ続いていきますので、再び棘の声を演じる機会があったら、これまでと同様に全力で演じようと思いますので、これからもご期待ください。



・関智一

 こんなに長い期間の公開となってびっくりしました。今ちょうど日本にはパンダが13頭いるのですが、これからは14頭目として、パンダ先輩を末永く応援して頂けると嬉しいです。これからも刺激的なストーリーが展開していきますので、TVアニメも併せて楽しんでください。



・朴性厚監督

 長かったですが、やった分、やりがいがありました。何よりもお客さんが喜んでくれているのが一番嬉しかったです。関わったすべてのスタッフが喜んでくれています。まだまだ『呪術廻戦』は続きますので、引き続きよろしくお願いします。

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