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Snow Man宮舘涼太、海老蔵の『SANEMORI』サプライズに困惑「前もって言ってください…」 1人で親子役に挑戦

『SANEMORI』製作発表記者会見に出席した(左から)宮舘涼太、市川海老蔵 (C)ORICON NewS inc.


 歌舞伎俳優の市川海老蔵(44)、人気グループ・Snow Manの宮舘涼太(29)が4日、都内で行われた初春歌舞伎公演市川團十郎襲名記念プログラム『SANEMORI』製作発表記者会見に出席した。



【写真】“雪”の紋付き姿で登場した宮舘涼太



 『SANEMORI』は、海老蔵が伝統の継承と新時代の歌舞伎の創造を融合させた舞台を目指し、2013年から自主公演として始めた「ABKAI」の5回目(2019年)に、シアターコクーンで上演された。今年11月・12月に歌舞伎座での十三代目市川團十郎白猿襲名披露を控える海老蔵が、この襲名披露興行の次に行う公演となっている。



 前回は平治の乱で平清盛に敗れた源義朝の霊、義朝の弟・義賢、実盛の3役を海老蔵が、宮舘は平家打倒の旗を掲げた源義仲を務めた。今回の変更点を問われると海老蔵は「私は、実盛ひと役の予定です。私がやっていた大立ち回りのある義賢は宮舘くんができるかな、と。急きょ、義賢やりたいということなので、お譲りしようかな、と」とにやり。目が点になった宮舘は「ホントですか? 今、ここにいる皆様と同じタイミングで知りました」ときょとんとし「早急におけいこを始めたい」と大汗だった。



 3年前は、まだJr.で、今はデビューして新たな経験も重ねた。それでも思わぬサプライズの心境を聞かれると宮舘は「そうですね…。気持ちの整理がつかない」とぽつり。海老蔵が「前回、ご一緒させていただいた時に私の義賢はご覧になりましたか? あのままは難しいかもしれないけど、あれに近しい形になれたら、より宮舘さんが輝けるかなと思いまして。つまり2役となりそうです」と、義仲と義賢の親子役を1人で務めるというさらなるサプライズもされ、宮舘は「あの、前もって言ってください…」と困惑しっぱなし。それでも「貴重な経験をさせていただく」と宮舘は前向きに意気込んでいた。



 古典歌舞伎の名作『源平布引滝』より『実盛物語』を主軸にした歌舞伎作品。源平争乱で、智勇を兼ね備えた武将の斎藤実盛が、平家に仕える身でありながら、恩義のある源氏に忠義を尽くそうとする生きざまを、現代の感覚も取り入れて描く。



 『SANEMORI』は、来年1月6日から27日まで、東京・新橋演舞場で上演される。

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