【映画】
映画『月の満ち欠け』有村架純、菊池日菜子、小山紗愛が演じる3人の“瑠璃”

正木瑠璃(有村架純)=映画『月の満ち欠け』場面カット(C)2022「月の満ち欠け」製作委員会


 俳優・大泉洋が主演を務める映画『月の満ち欠け』(12月2日公開)には、“瑠璃”という名を持つ3人の女性が登場する。それぞれ、場面写真とともに紹介する。その中の1人、正木瑠璃役の有村架純は「とても難しい役どころだなと思いました」と、物語の鍵を握る存在を演じる難しさを語っている。



【画像】瑠璃があと2人登場する場面写真



 同作は、直木賞作家・佐藤正午氏の同名小説を実写化した、数奇で壮大なラブストーリー。現代を生きる、愛する妻子を亡くした男性・小山内(大泉)と、27年前にある女性と許されざる恋をした男性・三角(Snow Man・目黒蓮)。無関係だった彼らの人生が、“瑠璃”という名の女性の存在で交錯する本作。小山内の娘・瑠璃は、正木瑠璃という女性の生まれ変わりなのか?



 1人目の“瑠璃”は菊池日菜子が演じる小山内瑠璃。小山内堅とその妻・梢(柴咲コウ)の娘だ。場面写真は、彼女が通う高校で絵を描いているシーンのもの。



 2人目は有村が演じる正木瑠璃。1980年の雨の日、大学生の三角哲彦と運命的な出会いを果たすという役どころだ。場面写真では、喫煙具店の店員として働く姿を切り取ったものだ。



 そして、最後の場面写真に写る少女も“瑠璃”という名を持つ。オーデイションで選ばれた子役の小山紗愛が演じているが、きりっとした佇まいが印象的だ。彼女がどのようなシーンで登場するかは、劇場で映画を観てのお楽しみ。



 3人もの“瑠璃”が登場することにミステリアスな雰囲気も感じ取れるが、有村は「とても難しい役どころだなと思いました。原作を読むとそこまで含みを感じないキャラクターで、どこか達観している、あきらめている人のような印象を受けました」と語る。



 役への向き合い方についても「あまり一つひとつのシーンに含みを持たせない方が、湿っぽくならなくていいかもなと思いました。ストレートにその場の雰囲気を楽しんで、哲彦といる時は純粋に癒されていることを意識しました。逆に夫の正木竜之介(田中圭)といる時はどういう表情をするのかというのが大事だなとも思ったので、そのメリハリは気を付けながら演じていました」と、コメント。



 有村、菊池、小山が演じた3人の“瑠璃”はどのような物語を紡ぐのか。監督は、 『余命1ヶ月の花嫁』(09年)、『ストロボ・エッジ』(15年)、『あちらにいる鬼』(22年、公開中)、『母性』(22年、公開中)ほか、リアルな人間描写と圧倒的な映像美に定評のある廣木隆一が務めている。

関連記事


最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース