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長澤まさみ、『鎌倉殿』“ささやき”ナレは演出「すべて三谷幸喜さんのおかげ」

『第60回ギャラクシー賞』テレビ部門の個人賞を受賞した長澤まさみ (C)ORICON NewS inc.


 俳優の長澤まさみが5月31日、都内で行われた放送批評懇談会が選定する『第60回ギャラクシー賞』贈賞式に出席し、テレビ部門の個人賞を受賞した。



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 長澤は『エルピス-希望、あるいは災い-』(関西テレビ)の演技、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)のナレーションに対して受賞。『エルピス』のニュースキャスター役について、先生についてもらいスパルタ特訓をしてもらったと明かし、「アナウンスの原稿読みがうまくいかないと成立しないくらいだったので、みんなでここを乗り切りたいねと撮影しました」と苦労したという役作りを明かした。



 また、『鎌倉殿』のナレーションについて、“ささやき”ナレーションを評されると、三谷幸喜氏の注文だったことを明かし「作品全体、はじめから最後まで見た時に、このナレーションの意味が伝わるというような演出で、私のナレーションが成り立ったというふうに思っています。私は言われるままやっただけで、すべて三谷幸喜さんのおかげだと思っています」と感謝を込めた。



 同会は選評として「『エルピス-希望、あるいは災い-』では、えん罪事件に立ち向かうテレビ局のアナウンサーという難しい役どころを繊細かつストイックに演じました。ドラマの序盤では嘘(うそ)を飲み込めず嘔吐(おうと)するヒロインをひりひりするような痛々しさで演じ、中盤以降では権力に屈しない強い意志を持つ報道キャスターへと変貌していくプロセスを力強く演じ切り、難しいテーマを扱ったドラマに奥行きと説得力を与えましたその一方で大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、ささやくようなナレーションが独特の雰囲気を醸し出し、惨劇渦巻くドラマにやわらかさと余韻を与え、ドラマの成功に大きく貢献しました」としている。

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