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松本幸四郎&市川染五郎、親子で時代劇出演&同一人物役「不思議」 新たな『鬼平犯科帳』ベール脱ぐ

『鬼平犯科帳』キャスト発表会見に出席した(左から)松本幸四郎、市川染五郎 (C)ORICON NewS inc.


 人気時代劇『鬼平犯科帳』の新シリーズの撮影が京都・太秦の松竹撮影所で始まり、7日、同所でキャスト発表会見が行われた。新たな“鬼平”となる松本幸四郎が、長谷川平蔵姿を凛々しく継承。さらに、息子の市川染五郎が若き日の鬼平(長谷川銕三郎)役を演じることが明らかになった。



【動画】「不思議な感覚」…親子で時代劇出演&同一人物役を演じる松本幸四郎&市川染五郎



 このほか、平蔵の妻・久栄役は仙道敦子、密偵おまさ役は中村ゆり、相模の彦十役は火野正平。同心となるキャラクターでは、佐嶋忠介役に本宮泰風、木村忠吾役に浅利陽介、酒井祐助役に山田純大、沢田小平次役に久保田悠来、小野十蔵役に柄本時生が決まり、それぞれ役衣装でそろった。



 池波正太郎さんの小説を原作にした映像化で、生誕100年企画となる。初代松本白鸚さん(1969~72年、当時:八代目松本幸四郎)、丹波哲郎さん(75年)、萬屋錦之介さん(80~82年)、そして中村吉右衛門さん(89~2016年)と受け継がれてきた火付盗賊改方長官“鬼平”を、白鸚さんの孫、幸四郎が務める。2021年3月に製作が発表された。



 そして、新たな『鬼平犯科帳』シーズン1として、2024年1月の2時間スペシャルドラマ「本所・桜屋敷」を皮切りに、同5月に劇場版「血闘」、5月以降には連続シリーズの「でくの十蔵」と「血頭の丹兵衛」と続くことが決定。シーズン2以降も計画する。放送は時代劇専門チャンネルで、配信も予定。



 幸四郎は「お話をいただいた時は、迷いはなかった」と受け止め、「ぶつかっていく気持ち」と撮影に励む。5月にクランクインし、その立ち居振る舞いを共演者たちは絶賛。その若き日を演じる染五郎は「父が平蔵の格好をして現場にいると、役として同一人物なので、未来の姿のようで不思議な感覚。タイムスリップしている気分」とはにかみ、自ら「新境地」と言葉にして意気込んだ。



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