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永野芽郁主演『からかい上手の高木さん』実写映画化、初共演の高橋文哉と中学時代の10年後描く

永野芽郁&高橋文哉が初共演『からかい上手の高木さん』映画化 (C)2024映画『からかい上手の高木さん』製作委員会 (C)山本崇一朗/小学館


 先月、10年にわたる連載を終えた漫画『からかい上手の高木さん』(作者:山本崇一朗)が、永野芽郁主演、高橋文哉共演で実写映画化されることが発表された。映画の舞台は、中学生時代から10年後。教育実習生として母校へ帰ってきた高木さん(永野)と、母校で体育教師となった西片(高橋)をオリジナルストーリーで描く。来年(2024年)5月31日公開予定。



原作『からかい上手の高木さん』1巻書影



 原作は、隣の席になった女の子・高木さんに何かとからかわれる男の子・西片。どうにか高木さんにからかい返そうと策を練るもいつも見透かされてしまい失敗。そんな2人のからかいをめぐる日常を描いたストーリーは、テレビアニメ化、アニメ映画化、2024年3月には実写ドラマ化も決定している。



 映画は、“高木さんの聖地”として親しまれている香川県小豆島で全編の撮影が行われた。出演に際し、永野は「お話をいただく前からいち視聴者として原作やアニメを拝見していたので、『からかい上手の高木さん』の世界に入ることができてとてもうれしいです。小豆島には島の至る所に高木さんが描かれていて、作品への愛を感じながらのびのびと楽しく演じさせていただきました」と出演への喜びを語っている。



 一方、高橋は「原作の10年後を演じさせていただいているのですが、シーンひとつひとつに2人の関係性やキャラクターなど素敵なところが詰まっていて、皆さまのご期待を裏切らない作品になっていると思います」と胸を張る。



 監督を務めるのは、『愛がなんだ』(19年)、『街の上で』(21年)、『ちひろさん』(23年)、『アンダーカレント』(公開中)など、数々の作品を手掛け、新世代の恋愛映画の名手として名高い、今泉力哉。「ふたり(永野と高橋)が演じることでしか生まれなかった空気をいっぱい取り込んだ映画がまもなく完成します。自分の恋愛を思い出したり、照らし合わせたりしながら見てもらえたらしあわせです。恥ずかしい話ですけど、自分で見て泣いちゃいました。お楽しみに」と手ごたえを明らかにしている。



 また、撮影を振り返って、永野は「高橋さんとは初共演で、凄く真摯(しんし)に西片という役と作品に向き合われる方だな、という印象だったんですが、段々と役の仲の良さも深まっていく毎に、私たちも高木さんと西片のようにからかい・からかわれるっていう関係性が出来てきて(笑)。ちょっとどこかで姉弟っぽさもありながら過ごせた気がします」。



 高橋も「これまであまりからかわれてこなかったのですが、撮影の期間を通して永野さんにからかわれながら、変な居心地の悪さみたいなものが心地よくて、西片と通ずるものがあるなと感じています(笑)」と、初共演ながら相性はバッチリ。



 今回の実写映画化に対し、原作の山本氏は「実写映画になること、漫画ともアニメともまた違った『高木さん』を観られること、驚きであると同時に非常にうれしく感じております。小豆島ののんびり美しい風景の中で創り出してくれる“画”がどのようなものになるのか、皆さんと一緒にワクワクしながら待ちたいと思います」とコメントを寄せている。



■永野芽郁のコメント



 お話をいただく前からいち視聴者として原作やアニメを拝見していたので、『からかい上手の高木さん』の世界に入ることができてとてもうれしいです。小豆島には島の至る所に高木さんが描かれていて、作品への愛を感じながらのびのびと楽しく演じさせていただきました。



 高橋さんとは初共演で、凄く真摯に西片という役と作品に向き合われる方だな、という印象だったんですが、段々と役の仲の良さも深まっていく毎に、私たちも高木さんと西片のようにからかい・からかわれるっていう関係性が出来てきて(笑)。ちょっとどこかで姉弟っぽさもありながら過ごせた気がします。



 自然豊かで穏やかな小豆島で全編撮影できたことによって、きっとスクリーンの中にも穏やかで温かく、観ていて心地の良い映画が出来るのではないかなと思いますので、映画の公開を楽しみにしていただけたらうれしいです。



■高橋文哉のコメント



 以前から原作を存じ上げていたので、お話をいただいたときは凄くうれしかったですし、西片を演じることができてとても光栄です。これまであまりからかわれてこなかったのですが、撮影の期間を通して永野さんにからかわれながら、変な居心地の悪さみたいなものが心地よくて、西片と通ずるものがあるなと感じています(笑)。



 原作の10年後を演じさせていただいているのですが、シーンひとつひとつに2人の関係性やキャラクターなど素敵なところが詰まっていて、皆さまのご期待を裏切らない作品になっていると思います。僕自身、聖地である小豆島で撮影させていただけることに凄くワクワクしましたし、撮影している中で実際に原作に描かれている場所や、島の雰囲気に触れられる瞬間が常にあるので、凄く感動しました。公開まで是非楽しみに待っていただけたらなと思います。



■今泉力哉監督のコメント



 永野芽郁さんと高橋文哉さん。これ以上ないキャストとともに、夏の小豆島の美しい景色の中(めちゃくちゃ暑かったけど!)、『からかい上手の高木さん』を映画化できたこと、とてもうれしく思っています。永野さんはとにかく明るくて素直で場が華やぐ方。高橋さんはまっすぐで本当にいい方。そしてふたりとも芝居に関してとても真面目で、実は不器用で、似たところもあって。高木さんの、朗らかさとその中にある照れや本音の部分。西片の、実はあなたがヒロインなのですか、という可かわいらしさ。



 ふたりが演じることでしか生まれなかった空気をいっぱい取り込んだ映画がまもなく完成します。自分の恋愛を思い出したり、照らし合わせたりしながら見てもらえたらしあわせです。恥ずかしい話ですけど、自分で見て泣いちゃいました。お楽しみに。



■原作者:山本崇一朗氏のコメント



 実写映画になること、漫画ともアニメともまた違った『高木さん』を観られること、驚きであると同時に非常にうれしく感じております。永野さん、高橋さんをはじめとする出演者の皆さん、そして今泉監督をはじめとする制作陣の皆さんが、小豆島ののんびり美しい風景の中で創り出してくれる“画”がどのようなものになるのか、皆さんと一緒にワクワクしながら待ちたいと思います。公開が今から本当に楽しみです。

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