2020年4月6日(月)

段ボールに4000万円やサバンナオオトカゲ 19年、茨城県内の落とし物28万件 統計開始以降で最多

19年11月にひたちなか市内で見つかったサバンナオオトカゲ(県警提供)
19年11月にひたちなか市内で見つかったサバンナオオトカゲ(県警提供)

昨年1年間に茨城県内の警察署や交番などに届けられた落とし物は28万4604件に上り、統計を取り始めた2008年以降最多を更新したことが県警のまとめで分かった。11年連続の増加で、県警会計課は「落とし物をしたら、必ず速やかに遺失届を申請して」と呼び掛けている。

同課によると、届けられた落とし物で最も多かったのは現金で9万2371件。総額は計3億2517万円に上った(前年比約5千万円増)。次いで財布が1万4240個、傘1万3140本、かばん1万462個と続いた。

届けられた現金のうち1件当たりの最高額は約4千万円。県北地域で昨年2月、住宅の敷地内に置かれた段ボールから見つかった。この住宅の住人に心当たりはなかったといい、現金は持ち主に無事返された。

昨年落とし物として届けられた現金のうち、持ち主に返されたのは約2億2900万円。約5千万円は持ち主が現れず、拾った人に引き渡された。持ち主が分からない上、拾った人も所有権を放棄した約4500万円は県の歳入となった。

近年はスマートフォンなど携帯電話の落とし物も多く、昨年と18年は約4700個が届けられた。携帯電話をなくしたという届け出も後を絶たず、昨年は約1万1千件あった。

動物も拾得物に扱われる。昨年は723匹(同31匹減)が警察署などに届けられた。最も多いのは犬で385匹、猫が175匹と続いた。

珍しい動物としてはサバンナオオトカゲがあった。11月に、ひたちなか市内の路上で見つかり届けられた。ほかにも6月には、大洗町の観光施設の駐車場で、発泡スチロールに入った熱帯魚のドクターフィッシュ11匹が見つかった。いずれも飼い主が見つかっておらず、サバンナオオトカゲは保管期限がすぎ次第、かすみがうら市水族館に保護される予定。ドクターフィッシュは同施設の従業員に引き渡された。

拾得物に関して、県警は県内各警察署に保管されている忘れ物を検索できるサービスを提供している。遺失物届は県内各署のほか、県のホームページからも申請できる。

昨年、県警に届けられた落とし物のうち、持ち主に返されたのは3万560件(10.7%)。3カ月の保管期間中に持ち主が現れず見つけた人に交付されたのは14万6189件(51.4%)。見つけた人が交付を断るなどして県に帰属したのが10万8607件(38.2%)だった。(海老沢裕太郎)

県内の遺失物拾得届件数推移
県内の遺失物拾得届件数推移


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