2020年7月7日(火)

《新型コロナ》再び茨城県内感染者増 2週間で18人、6割20代

知事「第2波すぐそこ」

東京都で新型コロナウイルスの感染が急拡大しているのに合わせ、茨城県でも感染者が再び増え始めている。県内の新規感染者は5月上旬から1カ月半近くゼロが続いたが、6月下旬以降は感染確認が相次ぎ、2週間余りで計18人に上った。うち20代が11人と約6割を占め、若年層を中心に首都圏とつながりのある感染例が目立つ。県は「『第2波』はすぐそこまで来ている」(大井川和彦知事)と危機感を強め、都内への不要不急の移動に注意を呼び掛けている。

県内で新規感染者が出たのは5月4日以来46日ぶり。6月19、20両日に感染が判明したつくばみらい市と守谷市の20代女性は、それぞれ同月中旬に都内滞在歴があった。同25日に感染確認された牛久市の40代女性も都内通勤者で、翌日には夫も陽性と分かった。

その後も陽性判明が相次ぎ、今月3日には県が、つくばみらい市職員の40代男性を含む6人の新規感染を発表。うち4人は千葉県の専門学校に通う美浦村などの20代女性で、いずれも同県で確認された感染者の濃厚接触者だった。

6日にも新たに20代の男女3人の感染が判明した。

6月以降の県内感染者の年代別内訳はほかに、40代と50代が各3人で30代が1人。60代以上はいない。地域別では、県南が7市村と竜ケ崎保健所管内の計12人と3分の2を占め、県西は4市の4人。県央は水戸市の1人のみだった。

多くが都内などでの感染が疑われるとして県は3日、東京への不要不急の移動・滞在について慎重な対応を求めた。大井川知事は会見で「第1波の経験から、東京の感染者が拡大するのに応じて県内感染者も増えることが予想される」と指摘。都内の感染状況がさらに悪化すれば移動自粛を要請する構えだ。

県内では3月下旬から5月上旬にかけて計168人の感染を確認。病院や高齢者・障害者施設で発生したクラスター(感染者集団)と、首都圏とつながりのある人を発端とする感染例が大半を占めた。

この教訓から県は現在、感染拡大の芽を早い段階で摘むため、検査体制の拡充を急いでいる。

PCRと抗原検査を合わせた1日当たりの実施件数は9月までに約1100件まで増やす考えで、検査の対象者も広げる。症状の有無や濃厚接触者であるかにかかわらず実施する方針で、必要なら保健所による接触者の調査を待たずに検査していく。

一方で、最近は保健所の検査の協力依頼に応じてもらえない例も出ている。大井川知事は「幅広い範囲を柔軟かつ迅速に検査することで感染拡大を抑え込むのが県の対策の一番の肝になる」と強調し、県民に理解を求めた。



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