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《新型コロナ》茨城、17人感染 水戸済生会、患者から主治医に感染か

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茨城県と水戸市は9日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計17人確認されたと発表した。水戸済生会総合病院(水戸市)では、入院患者2人と20代女性医師の感染を確認。同病院によると、患者の1人から主治医の医師に感染したとみられる。クラスター(感染者集団)が発生した那珂市の「カラオケはる」の利用客6人の感染も新たに判明。水戸市の「居酒屋ごじゃっぺ」の利用客1人も感染が分かり、関連の感染者はクラスター相当の5人となった。1日の感染確認数では、4月1日の18人に次いで多く、6月以降の「第2波」では最多。県内の累計感染者は397人。

水戸市や県、同病院によると、8日に入院していた城里町の80代自営業男性の陽性がPCR検査で判明。これに伴い、医師や看護師、患者ら計55人のPCR検査を実施したところ、主治医の同市、20代女性と、同じ病棟に入院する同市の60代会社員男性の感染が確認された。ほか53人は陰性。

城里町の男性は、先月末から急性胆☆(嚢のハが口二つ)炎のため入院していたが、今月7日、80代の妻の感染が確認され、検査を受けた。妻は、感染が判明した「カラオケはる」利用客の親族。男性患者2人は、同病院のコロナ対応病棟の個室に移った。今後、検査対象は100人ほどまで広げる予定。

同病院は感染拡大防止のため8日夜から救急外来を停止し、消化器内科外来も11日から停止する。同病院分のドクターヘリ運行も取りやめる。水-土曜に運行されており、救急医師の検査結果を待ち、早急に再開したいという。

「カラオケはる」の新規感染者は、那珂市の70代と60代の男性、常陸太田市の70代女性、80代と60代の男性、東海村の70代女性でいずれも無職。それぞれ7月18〜31日の間に利用があった。経営者や歌手を含め、同店利用の感染者は計14人。

城里町の居酒屋「酒肴みむら」を利用した同町の70代無職女性の感染も判明した。「居酒屋ごじゃっぺ」の利用客で感染判明したのは、ひたちなか市の30代会社員男性。

ほかに、常陸太田市の30代会社員男性▽桜川市の40代無職女性▽守谷市の40代会社員男性▽石岡市の20代会社員女性▽水戸市の80代無職男性▽同市の80代無職女性。

県によると、新型コロナ感染者のうち9人が9日までに回復。県内の退院、退所などは計277人。

■県内感染確認者
397人(前日比+17人)
うち死者 10人
退院・退所等 276人
(県発表、9日午後10時現在)

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