茨城県は24日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに26人確認されたと発表した。うち6人は五霞町の同じ工場に勤務する30〜50代男女で、同工場での感染者は県外を含め計9人に広がった。土浦市の70代男性は人工呼吸器を装着する重症。重症者は8人に増え、4月中の7人を上回り最多となった。県内の累計感染者は1310人となった。

県によると、6人は古河市や埼玉県内居住の会社員で、うち3人は外国籍。同工場では、23日までに3人の感染が分かっており、県は「クラスター(感染者集団)の可能性は否定できない」とした。

土浦市桜町1、2丁目の集中検査では、利用客の同市の30代無職女性が新たに感染判明。桜町関連の感染者は計66人となった。

つくば市の20〜40代無職女性3人は、県内の障害者向け短期入所施設の利用者。同施設における感染者は、職員を含め計5人に上った。

市町村別の新たな感染者は、取手市5人▽土浦市、つくば市、古河市各3人▽龍ケ崎市、阿見町各2人▽鹿嶋市、下妻市、牛久市、美浦村各1人。ほかに埼玉県が4人。

新型コロナ感染者のうち20人が23日までに回復。県内の退院・退所などは計949人となった。

■県内感染確認者
1310人(前日比+26人)
うち死者　19人
退院・退所等　949人
(県発表、24日午後10時現在)