茨城県は31日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに28人確認されたと発表した。このうち常総市と守谷市の20〜40代の男女3人は、感染が広がる常総市の食品加工工場の従業員で、関連の感染者は計27人に拡大した。12月中の県内感染者は計885人で月別最多となった。累計感染者は2446人。

県によると、クラスター(感染者集団)発生の可能性がある霞ケ浦医療センター(土浦市)では、新たに入院患者の90代女性が陽性と分かり、関連の感染者は計10人となった。ひたちなか市の介護老人保健施設でも新たに同市の50代女性職員の感染が判明、関連の感染者は計20人に広がった。

利根町の50代男性は取手市消防本部職員で、職場での陽性は2人目。市によると消防業務に影響はない。

ほかに新型コロナ感染者のうち17人が30日までに回復。県内の退院・退所などは計2068人となった。

■県内感染確認者
2446人(前日比+28人)
うち死者　36人
退院・退所等　2068人
(県発表、31日午後10時現在)