2021年1月26日(火)
新型コロナ 茨城県内感染45人 つくばの民間病院クラスター拡大
- 新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)
茨城県と水戸市は25日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計45人確認されたと発表した。県警本部では、警務課の20代男性職員と厚生課の50代男性職員の感染が新たに判明。クラスター(感染者集団)が発生したつくば市内の民間病院では、40代女性看護師の感染が新たに分かり、感染者は計20人に広がった。県内の累計感染者は4410人となった。
県警によると、50代職員は、24日に感染が発表された男性職員の接触者で自宅待機していた。いずれも業務を通じた一般市民との接触はないという。県警は警務、厚生の両課職員ら23人を新たに自宅待機とした。
県によると、坂東市の30代会社員女性は、1月中旬に職場の同僚らと開いた県内での会食に参加。関連する感染者は計9人となった。県はこれまで9人としていた会食の参加者を11人に修正した。
県や桜川市によると、同市役所で生活環境課に勤務する20代男性職員の感染が分かった。
水戸市によると、複数の感染者が確認されている市内の介護施設では、茨城町の60代女性職員の陽性が新たに判明。同施設の感染者は計9人となった。
新型コロナ感染者のうち新たに78人が回復。県内の退院・退所などは計3458人となった。
■県内の感染状況
新規 45人
累計 4410人
うち死者 53人
退院・退所等 3458人
(県発表、25日午後10時現在)