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【アニメ】
『こち亀』舞台を亀有にした理由 作者・秋本治「最初は浅草か上野を舞台にしようと」

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』作者の秋本治 (C)集英社


 「週刊少年ジャンプ」のヒット作が“生まれるゼロからイチ”までの軌跡を、作者に直接インタビューする特別企画「THE ZERO to ONE」。第3回は、「週刊少年ジャンプ」1976年42号(1976年9月21日発売)に連載がスタートした『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が登場し、作者の秋本治氏が、初期構想からキャラクターデザインなど連載までの道のりや、当時の心境、漫画哲学までを語る記事が、総合電子書店「ゼブラック」で掲載された。



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インタビュー記事抜粋

▼「当初は担当に『ネームを10本描いてから連載を始めよう』と言われたんです。話が10あればコミックスを出せるから、と。夏は好きだからと楽しんで描いていたら、連載までに6話ぶんくらいしか用意できていなかった。週刊連載に換算すると1か月半ぶん。そこから毎週ネームをやりながら作画もやる。最初は一人でしたから余計に必死でした。」



▼「亀有を舞台にしたのは、身近なのも大きな理由の一つですが、誰も知らない場所の方がいいと考えたからです。最初は浅草か上野を舞台にしようとしましたが、よく登場する地名だったので」



▼「毎年“夏休みが早く来い”と願っていたので、以来ずっと夏になるとウキウキするんです。ちょうど連載準備の時も夏を経過していたので、その時は連載なんて軽くできるとノリノリでした。でも秋になり冬になると“やばい”と不安が募ってきて(笑)。冬になると体が動かなくなるんです、12月生まれなのに」



■秋本治(あきもと・おさむ)氏プロフィール

 1952年12月11日生まれ。東京都葛飾区亀有出身。1976年4月に『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が、「週刊少年ジャンプ」の月例ヤングジャンプ賞入選作品になり、同年9月から同名作品の連載を開始。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で、2001年に第30回日本漫画家協会賞大賞、2005年に第50回小学館漫画賞審査委員特別賞を受賞。



 葛飾区制施行80周年記念で、2012年10月に葛飾区では初となる名誉区民に顕彰される。2016年9月、連載40周年とコミックス200巻刊行を機に『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の連載を終了。2016 年第64回菊池寛賞(主催:日本文学振興会)を受賞。2019年11月に紫綬褒章を受章。現在、『Mr.Clice』(「ジャンプSQ.RISE」)と『TimeTuberゆかり』(「グランドジャンプ」)を連載中。

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