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新水戸市民会館 木組みのやぐら広場公開 23年7月開館 にぎわい創出期待

市民に一般公開された新水戸市民会館のやぐら広場=水戸市泉町
市民に一般公開された新水戸市民会館のやぐら広場=水戸市泉町


水戸市泉町の新水戸市民会館の本体工事が10月に完了し、13日、市民にやぐら広場が初めてお披露目された。見学に訪れた市民は木組みで使われたカラマツの香りが漂う真新しい館内を通り抜けて、隣接する水戸芸術館や京成百貨店を行き来し、2023年7月の開館に期待を膨らませた。同日開かれた同館のプレオープン事業「MitoriOフェスティバル」の一環。

同広場はダイナミックな木組みの構造で最上部は4階まで吹き抜けており、カラマツの集成材でできたはりや約20メートルある柱がむき出しになっている。手すりなどには矢羽根の図柄があり和の雰囲気も演出している。同広場は音楽演奏会やポスターセッションなどで活用する予定。この日は、市の広報紙などを見て集まった約3千人の市民が訪れ「きれい」や「木の匂いがする」などと歓声を上げたり、記念撮影をしたりしていた。

MitoriOは、同会館と水戸芸術館、京成百貨店を合わせた区域の愛称。水戸芸術館広場や京成百貨店正面入り口前でもステージイベントが開かれ、同区域が一体となってにぎわいを見せていた。

同会館の開館予定は23年7月2日。県内最大の2千席の大ホールや会議室、スタジオ、和室などがある。MitoriOのほかの2施設と連携した中心市街地の活性やにぎわいづくりが期待される。開館に向け、備品の購入や館内の案内表示の工事を進めており、今後は利用予定者向けに内覧会も実施する。市内から家族3人で訪れた武藤博紀さん(48)は「イベントやコンサートで立ち寄りたい」と話し、息子の亮洋君(8)は「天井が高くてすごい」と気に入った様子だった。

13日は一般公開のほか、泉町1丁目北地区市街地再開発組合の竣工(しゅんこう)式も実施。同組合の大沢栄次理事長は「市民会館に来ることが日常の一部になればうれしい」とあいさつし、高橋靖市長は「ここを拠点に街歩きを楽しんでもらう仕掛けを皆さんと協力してつくりたい」と祝辞を述べた。



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