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涸沼北岸にキャンプ場 茨城町・尾崎さん夫妻開業 6日プレオープン 「居心地良い場に」

「Hillbilly Camping」を開設する尾崎純さんと聖美さん=茨城町中石崎
「Hillbilly Camping」を開設する尾崎純さんと聖美さん=茨城町中石崎
涸沼を一望できる絶好の立地。テントサイトから水辺までは10メートルほど=茨城町中石崎(Hillbilly Camping提供)
涸沼を一望できる絶好の立地。テントサイトから水辺までは10メートルほど=茨城町中石崎(Hillbilly Camping提供)


茨城県茨城町中石崎不動下に「Hillbilly Camping」が6日、プレオープンする。尾崎純さん(46)と聖美さん(40)夫妻が、同町を象徴する涸沼の北岸に、柔らかな色合いのコンテナハウスサイトや鮮やかな芝生が広がるテントサイトを設け、最大8組が泊まれるキャンプ施設を整備した。雄大な湖面が目の前に広がる絶好の環境で、ゆったり、のんびりできる空間が誕生する。

店長の純さんはホームセンターに勤務しながら、代表の聖美さんはカフェで店長を務めつつ、開業に向けた準備を進めてきた。

キャンプの魅力に取りつかれたのは10年ほど前。兵庫県・淡路島で初めて体験し、不便な中でも心が解放される楽しさを知った。回数を重ねる中で気付くこともあり、キャンプ場について「ここを改善したら良いのにと思うことがあった」と聖美さんは話し、自分たちのサイト作りに反映させた。

涸沼の周辺でたびたびキャンプし、目に留まった理想に近い土地を入手し、今年3月に着工した。

純さんは土日を中心に、聖美さんは週4日程度通い、内装などを仕上げた。基本は2人で進め、毎週のように親や親戚が力を貸してくれた。デッキの基礎や古木のフェンス、水辺に下りるための階段、芝生植え、壁塗りなどは手作業。「手伝ってもらえなかったらもっと時間がかかった。皆さんのおかげ」と聖美さんは感謝する。

純さんは「開拓時代のビンテージアメリカン」とサイトのコンセプトを語る。アメリカの田舎の暮らし方、本当の豊かさを味わえる場所という意味を込め、雰囲気のあるロゴやイラストを自作した。「居心地の良いたまり場にしたい」と思い描く。

敷地は約1300平方メートル。芝生が広がるテントサイトは全5区画で、サイト内に1台駐車でき設営や撤収が楽に行える。AC電源完備。コンテナハウスサイトは全3区画。サイト内でたき火やバーベキューが楽しめる。客室は8.5畳でワイドキングサイズベッドを1台設置。子どもも女性も快適に過ごせる施設にしようと、共用のトイレとシャワールーム、ドレスルームの作りにはこだわった。

開業が目前に迫り、純さんは「週末中心に予約を頂きありがたい。期待に応えられるようにしたい」、聖美さんは「良い思い出をつくり、また来てもらえれば」と期待に胸を膨らませる。

問い合わせは(電)090(2764)4642。施設や料金の詳細、予約はホームページhttps://hillbilly-camping.com



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