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宇宙ビジネス協業探る 茨城県内企業 JAXAで技術展示会

自社の製品を説明する企業の担当者(左)=つくば市千現
自社の製品を説明する企業の担当者(左)=つくば市千現


茨城県内企業の優れた製品や技術を宇宙ビジネスに生かそうと、県や同県つくば市など主催の技術展示会が11日、同市千現の宇宙航空開発研究機構(JAXA)筑波宇宙センターで開かれた。宇宙産業に関心のある県内企業が出展し、JAXAの研究者やエンジニアらとの共同研究や協業のきっかけを探った。

展示会には、県の「いばらき宇宙ビジネス創造コンソーシアム」や、同市内の中小企業でつくる団体「つくばものづくりオーケストラ(MOTs)」に加わる企業など39社が参加した。

今回は宇宙分野の切り口で開催。超小型人工衛星用の構造体や小型観測機から、特殊な加工技術や回路・基板設計まで、研究に導入できる製品や技術が幅広く出そろった。研究者らは各ブースを回り、担当者と意見を交わす様子が見られた。

基板設計の製品を出品したSUSUBOX(つくば市)の相部範之代表は「研究者はニーズがはっきりしているので、期待値も高い」と手応えを語った。県特区・宇宙プロジェクト推進室の鈴木英治室長は「研究現場と企業が顔の見える関係を構築し、共同研究や受発注につながるよう引き続きサポートしたい」と話した。



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