《みと・まち・情報館便り》木箱と古新聞 立体アート 現代美術作家 佐久間あすかさん指導 茨城・水戸

木製の箱と古新聞を使ってオリジナルのボックスアート作品を作るワークショップが2月23日、茨城県水戸市南町2丁目の茨城新聞みと・まち・情報館(水戸証券ビル1階)で開かれた。坂東市の現代美術作家、佐久間あすかさんが指導し、午前と午後合わせて15人がボックスアート作りを楽しんだ。
佐久間さんは、古新聞やレシートなど、自身の生活廃棄物を素材に造形作品を制作している。常陽史料館(水戸市備前町)で3月22日まで個展「佐久間あすか 日常の集積展」(入場無料)を開催中で、「新聞」を縁に、開館10周年を迎えるみと・まち・情報館との連携企画が実現した。
受講者らは、3種類の接着剤を用途に応じて使い分けながら、ものづくりを堪能。新聞紙を球状に貼り合わせたり、棒状に丸めたりして、思い思いの形に仕立てていった。
できたパーツは全面に新聞紙を貼って「額」に見立てた木箱に組み合わせ、壁飾りにぴったりな立体アート作品に。茨城町から参加した女性(70)は「カラー面を生かしてスポットで色を入れるとか、アイデア次第で表情が変わるので、とても楽しかった」と話した。