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茗渓学園、移転計画を中止 建設費、想定上回る TX研究学園駅前 茨城・つくば

茗渓学園が移転を計画していたTX研究学園駅南側にある大規模開発地区=つくば市学園南
茗渓学園が移転を計画していたTX研究学園駅南側にある大規模開発地区=つくば市学園南


茗渓学園中学・高校(茨城県つくば市稲荷前)が、つくばエクスプレス(TX)研究学園駅南側(同市学園南2丁目)への移転計画を中止することが10日までに分かった。新学園の建設費が当初の想定を上回ることが原因。同校のホームページで公表した。

同校は1979年開校。校舎が建て替え時期を迎えたことから、大和ハウス工業がTX研究学園駅南側で進める大規模開発プロジェクトの一角への移転を計画。同駅に徒歩でアクセスできる好立地で、創立50周年に当たる2029年4月の移転を目指していた。

計画中止の決定は宮崎淳校長名でホームページに掲載。「昨今の建設費高騰や社会経済情勢の変化により、当初の想定を大幅に上回る費用が見込まれる状況になった」とし、「苦渋の決断だが、本計画を断念する」と説明している。

同校によると、8月30日の理事会などで正式に決まり、保護者には8日に通知したという。

宮崎校長は茨城新聞の取材に対し「春以降、建設費が高騰している。予定していた金額では土地も建物も小さくなり子どもたちに迷惑をかけることから、中止を決めた」などと語った。

今後は既存校舎を改修することで老朽化に対応。現在の学校の敷地でも増築できる余地があるため、図書館や理科・芸術棟の整備を段階的に進めたいとした。

移転予定だった大規模開発地区は広さ15.5ヘクタールで、大和ハウス工業が日本自動車研究所から取得。地上15階建てのマンション、商業施設などが整備される予定で、すでに1月から造成工事が始まっている。同校は全体の約2割の土地を活用する予定だった。



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