ニセ電話詐欺 暗号資産1061万円相当被害 古河の73歳女性 茨城
茨城県警は17日、同県古河市、無職、女性(73)が楽天お客様サポートを名乗る男らに暗号資産約1061万円相当をだまし取られたと発表した。県警はニセ電話詐欺事件として調べている。
県警組織犯罪対策1課によると、7月20日、女性方に楽天お客様サポートを名乗る男から「福岡県であなた名義の携帯電話が契約されている」「その携帯電話から違法なメールが送信されている」などと電話があった。福岡中央警察署の警察官を名乗る男に電話が代わり、「あなた名義のキャッシュカードが作られている」「カードが詐欺事件に使われている」などと言われ、通信アプリ「テレグラム」でのやりとりを指示された。
テレグラムで検察官を名乗る男から「あなたの財産が詐欺で得たものか調べる」「預金を10万円だけ残して、暗号資産を購入し、送ってください」などと言われ、女性は8月5日から9月8日までの間、3回にわたって指定アドレスに暗号資産計約1061万円相当を送信した。