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水戸国際音楽祭 10月、プレ開催で新作オペラ 夜の偕楽園で演奏会も 茨城

水戸国際音楽祭プレイベントの開催式典に臨んだ総合ディレクターの中堀海都さん=市民会館
水戸国際音楽祭プレイベントの開催式典に臨んだ総合ディレクターの中堀海都さん=市民会館


国内外の音楽家が茨城県水戸市周辺に集う来秋開催予定の「水戸国際音楽祭」を盛り上げようと、10月11~13日にプレイベントとして市内でユニークな音楽祭とオペラの公演が行われる。11日は新作オペラを上演し、12、13の両日は夜の偕楽園を舞台に和洋折衷の演奏会を開く。9月17日、同市の市民会館に関係者が集まり、プレイベントに向けた記念式典を開いた。

同祭で総合ディレクターを務める作曲家の中堀海都さん(36)によると、音楽祭のテーマは「音楽と観光の融合」。同市を中心とした県央地域を舞台に、約2週間、国内外の音楽家による演奏会を連続公演。演劇やダンスなどざままな芸術イベントも開く。偕楽園や弘道館といった水戸の歴史遺産に加え、神社や酒蔵も舞台とする考え。

音楽祭は、兵庫県豊岡市の「豊岡演劇祭」と岡山・香川両県の「瀬戸内国際芸術祭」と連携。プレイベントの目玉の一つ、創作オペラ「その星には音がない-時計仕掛けの宇宙」は3者の共同制作となる。

オペラは、劇作家の平田オリザさんと中堀さんが主に手がけた。遠い昔に荒廃した地球を離れて音のない世界に生きる4人が、崩壊した宇宙を旅をしながら言葉と歌を獲得して地球を目指す物語。宇宙の修復を試みる超常的な三つの存在を、日本と外国の歌手3人が演じ、日、英、仏の3カ国語でそれぞれ歌う。

夜の偕楽園を会場とした演奏会「星の小径と音景の庭」も企画。見晴らし広場をメイン会場に、プロの音楽家らが和洋折衷の音色を響かせる。表門から広場まで至る道中も舞台に組み込み、「孟宗竹林」で尺八、「大杉森」ではファゴットを生演奏する。

式典には、同祭名誉実行委員長の高橋靖市長や、総合プロデューサーで常磐大前学長の富田敬子さんらが出席。中堀さんは「音楽と観光を融合させ、水戸を含めた周辺地域に国内外から人を集めたい」と意欲を示した。



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