SNS型ロマンス詐欺 下妻の40代男性、暗号資産2900万円相当被害 茨城

茨城県警下妻署は18日、同県下妻市、会社員、40代男性が交流サイト(SNS)を通じて知り合った日本人の女性を名乗る者らに暗号資産約2900万円相当のをだまし取られたと発表した。同署はSNS型ロマンス詐欺として捜査している。
同署によると、男性は6月8日ごろ、出会い系アプリで日本人の女性を名乗る者と知り合い、LINE(ライン)でやり取りしたことをきっかけに恋愛感情を抱くようになった。「兄のようなプロに教われば毎回安定して利益が出せます」などと投資を勧められ、兄を名乗る者から指示された暗号資産取引所と投資サイトにアカウントを登録した。
男性は7月6日、暗号資産約47万円相当を購入し、指示されたアドレスに送ったところ、サイト上では利益が出ているように表示された上、7月9日には男性名義の口座に約1万4000円が利益分として振り込まれたことから信用した。男性は7月12日~8月15日の間、7回にわたって暗号資産計約1471万円相当を指示されたアドレスに送信。利益分を出金しようとしたころ、投資サイトの運営を名乗る者から「生じた利益の20%を税金として払う必要がある」などと説明されたため、8月20日から21日の間、3回にわたって暗号資産計約1382万円相当を指示されたアドレスに送信した。