【デスク日誌】表現一新「決意の3月」
3月は新たな気付きを得られる月と思っている。進学や人事異動で環境が変わる月。新たな環境になることで、新たな発見につながることもある
▼平時とは異なるが、15年前の3月、意識が激変した。大震災発生直後、道路脇の塀が次々と倒れる現場に直面した。「災害はいつ来てもおかしくない」と実感した。各地で防災訓練が活発になり、防災グッズを常備する家庭も増えた
▼「ここ(3月11日)が、自分にとってのスタート」。震災で父親を失った男性は、3月に気持ちを新たにする。受け継いだ人形店で、妥協せず飾り付けに取り組む
▼震災取材に携わるたびに、「被災者の思いや状況を伝える写真が撮影できているか。安易な描写に逃げていないか」と省みる。「写真の表現を一新したい」と決意する3月。震災取材から気付かされることは多い。(写真映像部・鹿嶋栄寿)









