【デスク日誌】現代社会揺るがす「火」
火の使用は人間の生活を劇的に変えた。闇夜を照らして活動の幅が広がった。暖を取って寒さをしのぎ、食べ物を加熱して栄養を摂取。動物から身を守る手段にもなった
▼便利になったが、火の扱いは難しい。燃え広がれば人命の危険にさらされ、一瞬にして財産を失う
▼新たな火が、社会を揺るがしている。交流サイト(SNS)で起きる「炎上」だ。栃木県などの公立学校の生徒が、別の生徒から暴行を受ける動画が年明けから投稿され、拡散。教育委員会や警察が対応する事態に発展した
▼暴行は許されないが、個人情報の書き込みに批判の声もある。生成AIでフェイクを生み出せる時代。無条件に投稿内容を事実と判断するのは危うい。一方で、炎上をあおる投稿は学校などの公的機関や報道機関への不信感がにじむ。ネット社会での火消しは簡単ではない。(整理部・赤城弘徳)









