【デスク日誌】「相談と愚痴」の境界線
学生時代、異性の友人から悩みごとの相談を受けた。話を聞いて解決方法-友人自身がこのように考え方を変えれば良いのではないかと提案してみた。すると不服そうな顔で「アドバイスがほしいんじゃなくて、聞いてほしかっただけ」。なんだそりゃー?
▼少し大人になって、「相談と愚痴」の曖昧な境界に気付くようになった。確かに自分が相談する側だとしても、最初に感じたいのは相手からの共感だ
▼対話型AI(人工知能)への依存リスクを指摘する記事を読んだ(本紙6日付21面)。「否定されない安心感」があるという
▼ただ、単なる肯定ではなく「共感で包み込んだ助言」を送ることができるのは人間だけだ。いつか心に余裕があるときに気付いてもらえればと願い、相談に答える。AIの利点に学びつつ、AIにはできないメッセージを送りたい。(鹿嶋支社・村田知宏)








