【デスク日誌】長く息づくシール文化

40年前、ビックリマンシールが全国で一大ブームになった。「悪魔VS天使」シリーズが登場すると人気が爆発し、店舗によってはビックリマンチョコの購入個数が制限されるほどだった。主役のはずのチョコ菓子は〝添え物〟で、食べ切れず冷蔵庫にしばらく保存していた

▼今となっては、あのウエハースで挟まれたチョコの味が懐かしくて手に取ることがある。当時の空気を思い出させる甘さだ

▼最近、小学生のめいの誕生日プレゼントにサンリオキャラクターのシールやシール帳を贈った。立体感あるシールが人気といい、手帳に貼ったり、友達と交換したりして自分好みの世界を広げているようだ

▼シールが小学生に長く親しまれる背景には、趣向を自由に示せる点と、多様な図柄に触れられる面白さがある。シール文化は今後も身近な遊びの中で息づき続ける。(整理部・船橋義勝)